大切なものが見えなくなる恋…心にも、埃が積もることがあります

大切なものが見えなくなる恋…心にも、埃が積もることがあります

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コラム

恋愛をしていると、
本当に大切だったものが、見えなくなってしまうことがあります。

最初は、彼から届く短いメッセージだけで嬉しかった。

「おはよう」
「今日は寒いね」
「ちゃんと帰れた?」

そんな何気ない言葉にも、
自分を気にかけてくれていることが嬉しくて、
何度も読み返したりしていた。

でも、時間が経つにつれて、

もっと連絡してほしい。
もっと会いたい。
もっと私を優先してほしい。
どうしてあの時、あんな言い方をしたの?

少しずつ不満や寂しさが積み重なっていきます。

まるで、綺麗なものの上に
少しずつ埃が積もっていくように。

埃が積もったからといって、
その下にあるものの価値がなくなったわけではありません。

ただ、輝きが見えなくなっているだけなのです。

恋愛も、少し似ている気がします。

喧嘩した日の記憶。
返事が来なかった夜。
言ってほしかったのに、言ってもらえなかった言葉。

そんなものが心に積もっていくと、

「この人のどこが好きだったんだろう」

とまで思ってしまうことがあります。

反対に、失ってから初めて、

「あの人は、こんなふうに私を大切にしてくれていたんだ」

と気づくこともあります。

だから時々、心に積もった埃を
そっと拭いてみてもいいのかもしれません。

彼がしてくれなかったことではなく、
してくれたこと。

足りなかった言葉ではなく、
確かに受け取った優しさ。

そして何より、

私は、この人といる時、どんな自分だっただろう。

心の埃を一枚ずつ拭いていくと、
もう終わらせたほうがいい恋だと気づくこともあるでしょう。

逆に、見えなくなっていただけで、
今も大切なものがそこにあると気づくこともあります。

大切なのは、
埃まで「愛」だと思い込むことでも、
埃に隠れたものまで捨ててしまうことでもありません。

一度、きれいにしてから見ること。

本当に大切なものは、
なくなってしまったのではなく、

ただ、見えなくなっていただけなのかもしれません。



月乃こころ🌙





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