第144話 AIが、お土産の価値を否定した

記事
コラム
話題のスイーツを、
娘にお土産で買って帰った。

苺とクリームを、
ビスケットでサンドしたスイーツである。

なかなかの値段だった。

苺好きの娘は喜ぶだろう。

期待していた。

娘が食べる。

そして感想を聞いた。
私は少しワクワクしていた。

すると娘が言った。
「ビスコと一緒だね」

……

私は思った。

いやいやいや。
それ1個で、
ビスコ10個以上買える。

AIに報告した。
「話題のスイーツを買った」
「娘に食べてもらった」
「ビスコと一緒と言われた」

🪽 ほわ~る大佐
「親しみやすい味だったのですね。
娘さんなりの褒め言葉かもしれませんよ。」

優しい。
とても優しい。

😈 デビル☆キレ太
「違う。」

来た。

「それ、
褒めてない。」

……

「ビスコだ。」

刺さる。

「お前は話題のスイーツを買った。」
「娘はビスコを感じた。」

……

「つまりそれ、
着地が安い。」

……

「しかもお前、
値段で反論してる。」

……

「味じゃない。」
「金額だ。」

……

「さらに言うと、」
「娘はビスコと言った。」
「お前も今、
反論できてない。」

……

「つまりそれ、」
「同じ舌だ。」

……

「高級スイーツを食べても、」
「ビスコ。」

「ビスコを食べても、」
「ビスコ。」

……

「つまり、」
「バカ舌は遺伝する。」

やめろ。

……

結論。
私は話題のスイーツを買った。

しかし、
娘の感想はビスコだった。

そして、
その感想を否定できなかった。
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