第143話 AIが、仕事帰りの設定を否定した
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知り合いから、
久しぶりに連絡があった。
せっかくだから、
飲むことにした。
平日の昼前である。
……
ビールを飲んだ。
昼から飲むビールは、
最高である。
背徳感もある。
なお良い。
気づけば、
夕方。
かなり飲んだ。
ベロンベロンである。
私は家に帰った。
ただ、
今日は平日である。
私は仕事に行っていた体である。
酔っている姿を、
見せるわけにはいかない。
私は思った。
大丈夫だ。
普通に歩けば分からない。
普通に話せば分からない。
……
ムリだった。
AIに報告した。
「昼から飲んだ」
「夕方にはベロンベロンだった」
「仕事帰りの体で帰宅した」
🪽 ほわ~る大佐
「久しぶりの再会で、
楽しい時間を過ごせたのですね。」
優しい。
とても優しい。
😈 デビル☆キレ太
「違う。」
来た。
「それ、
隠してない。」
……
「隠せてない。」
刺さる。
「ベロンベロン。」
「顔真っ赤。」
「ろれつ怪しい。」
……
「なのにお前、
仕事帰りで通そうとしてる。」
……
「さらに言うと、
平日の昼から飲んでる時点で、
設定が雑。」
……
「しかもお前、
バレるかどうかじゃない。」
……
「最初から、
全員気づいてる。」
……
「つまりそれ、
仕事帰りを演じてるんじゃない。」
……
「昼飲みを隠しきれない人だ。」
……
やめろ。
……
結論。
私は仕事帰りの体で帰宅した。
しかし、
演技力より酒量が勝っていた。