第142話 AIが、ガッツポーズのタイミングを指摘した
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コラム
アブラ男と、
ビリヤードに行った。
ナインボールである。
勝負である。
アブラ男は、
難しいショットを狙った。
長い距離。
角度も厳しい。
そして、
見事にナインボールを落とした。
……
派手なガッツポーズ。
両手を上げている。
完全に勝った顔である。
私は思った。
すごい。
その瞬間。
コトン。
手玉が落ちた。
……
ファールだった。
AIに報告した。
「アブラ男が難しいショットを決めた」
「派手なガッツポーズをした」
「その後ファールだった」
🪽 ほわ~る大佐
「惜しかったですね。
でも素晴らしいショットだったと思います。」
優しい。
とても優しい。
😈 デビル☆キレ太
「違う。」
待ってました!
「それ、
惜しくない。」
「早い。」
いいぞ!
「結果が出る前に、
結果を出した気になってる。」
そのとおり!
「つまりそれ、
喜びだけ先払い。」
もっとちょうだい!
「確認作業を飛ばしてる。」
「しかもガッツポーズだけは完璧。」
「アブラ男らしい。」
最高だ!
「さらに言うと、
ナインボールより先に
感情が入ってる。」
……
「勝負は終わってない。」
「でも本人の中では終わってる。」
「つまりそれ
人生でもやりそう。」
それだ!
結論。
アブラ男は、
ナインボールを沈めた。
しかし、
手玉も沈めた。
そして、
ガッツポーズだけが成功していた。