最も考察が難しかった怪談

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ある動画での投稿怪談です。投稿者がまだ小学生の頃、お父さんのお兄さん、つまり叔父さんに大変可愛がってもらったそうです。叔父さんは奥さんがいたのですが、子供がおらず、実の息子のような扱いでした。しかし、ある日、この叔父さんは車で崖下に転落してこの世を去ります。奇妙なことにこの叔父さんの通夜の席で親族の人たちから「お前は叔父さんと一緒に海に沈んだよな?」と言われたというのです。それも1人や2人ではなかったそうです。というのも崖下で釣り人が叔父さんの車の窓ガラスをたたく男の子の姿を見ているし、男の子の悲鳴も聞いているので、それが根拠になっているのでしょう。もちろん当時小学生の投稿者はけがもなく通夜に参列していて叔父さんの車に同乗した覚えはありません。しかも後日に判明したのは理由は不明ですが、奥さんに離婚されたという事実があり、更に不可解なのは、叔父さんの死因は溺死ではなく脳出血だったそうです。なので崖下に転落する前には意識がなく、死の恐怖はなかっただろうとのこと。転落した車内には叔父さんのご遺体しかありませんでした。要するに医学的には叔父さんは自然死。警察の見立ては自殺。釣り人からは心中に見えたという非常に難しい怪談です。投稿者本人でさえ真相はわからないとのことでした。これは非常に考察が難しく、私は相当考えました。この投稿者に記憶がない以上、車に同乗していないのは確かです。この状況で叔父さんの車に同乗したら、助かる可能性は限りなくゼロに近いです。叔父さんはすでに意識がなく、車のドアは海の水圧で開かないでしょう。崖下が岩場であれば、なおさら助かる見込みはありません。仮に海の水深が深かったとしても、小学生の男の子が車から脱出できたとはとても思えません。かといってこの投稿者以外の男の子が叔父さんの車に同乗していたとも思えません。なので私は叔父さんの車に同乗していたのはこの投稿者本人ではなく、投稿者の生霊か何かだと思います。どう考えてもこれ以外の答えが見つからないのです。というのもこの怪談には後日談がありません。叔父さんがこの投稿者と心中したことを確信しているからこそ、叔父さんが2度とこの投稿者を道連れにしようと彼の前に現れなかったことが私の考察の裏付けになっているのだと思います。去年のお盆明けに富山で男の子が川に落ちて日本海まで流されて亡くなったという痛ましい事故がありましたが、あれは私の考察では海か川かはわかりませんが、何かしらの悪意というか、心霊的な悪意に引っ張られたのではないかと思います。というのも雨で川が増水した夕方にあれだけ図ったような最悪のタイミングでああいうことが起きるのは何かしらの悪意が働いたとしか思えないんです。あくまでも私の個人的な見解ですけどね。
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