親からの言動によって心を痛めて苦しんでいる方へ。
もしあなたが親のご機嫌を取ろうとしているのなら、その親はいわゆる「毒親」です。
もしあなたが親であったとしましょう。
あなたの子があなたのご機嫌を気にしていたら、あなた自身が「毒親」です。
毒親とはよくいったものですが、カウンセリングをしていて思うのは、毒親は本当に「毒」なのです。
私たちはあまり意識していませんが、人生における心の安定性の大部分は親の言動によって影響を受けています。
ご家庭で親の言動から不愉快なストレスをたくさん受けて育った人は、大人になってからも人間関係が不安定になりやすい傾向があります。
様々な人間関係トラブルの背景を探ってゆくと、たいていは親の問題に行きあたってしまうのです。
私たちの人格は家庭、とりわけ親子関係からの影響を強く受けて形成されるからです。
ただ、「毒性」はいろいろで、軽い場合もあれば重い場合もあります。
毒が薬のように作用する一面もあります。
同じ親でも、時期や状況によって言動の傾向が異なるし、子どもとの相性もあるので、長男にとっては毒親ではないけれど、次男にとっては毒親だった、ということもあります。
誰だって親になってしまうと「毒親」の要素を多少なりとも持ってしまいます。私もそう。反省するポイントがいくつも思いつきます。
だから、親になったら毒親にならないよう常に注意しましょう。大事なお子さんを、人生の長い時間をかけて育て、そのお子さんと長い時間お付き合いしてゆくのです。
子どもが親に本音を言えるのなら、親子の時間は豊かになります。
子どもが親の機嫌を取っているのなら、親子の時間は空しくなります。
それらすべてが親次第です。子供の本音を理解するために精一杯の努力をしましょう。
その努力をしないでお子さんを評価したり批判したりしていませんか?
もし子供があなたのご機嫌を取っているとしたら、あなたは毒親です。
お子さんが親であるあなたに急に毒を吐きだしたんら、それはあなたが与えた毒の影響でしょうから、お互いの毒の成分を分析しましょう。腹を立てるとせっかくのチャンスを失います。
ご機嫌を取らせずに、自発的に自身をコントロールできる人になってくれるように工夫をしましょう。それができないと、学歴が良くても、収入が高くても、結局はむなしい人生になり、命を落とすこともあります。
子どもの気持ちに寄り添うことが大事です。
それができていない親はみんな毒親であり、ダメな親です。
子どもの側からすると、ダメ親が言うことには、耳を傾けるほどの価値はありません。
つまり、毒親があなたに言う言葉を真に受けないで、雑音だと思ってください。
いろいろな理屈をこねてあなたを批判する親。
不愉快な態度を見せる親。
諸問題の原因をあなたのせいにする親。
そういう親は世の中にたくさんいるのですが、子どもには何の罪も責任もありません。
だって、親は製造元ですからね。
自分で作ったのだから文句を言うのは筋違いというものです。
この程度のことさえわからないのが毒親ですが、誰だって、私だって、いつ毒親になるかもしれませんし、今すでに毒親かもしれません。
もし毒親ではないなら、
「あなたはあなたのままでいいから、あなたらしさを大切にしほしいなあ。」
という気持ちで子供に接するでしょう。
そして大事なことは、あなた自身が毒親みたいな人間にならないことです。
毒親も辛いです。心の迷路に迷い込み、その不安や辛さから、つい子どもに甘えてしまう悲しい人。
でも毒に犯されている人は、「人生はこんなもんだ」と思っているので、毒の怖さに気がつきにくいものです。
悲しい人生を子にコピーしてしまう。これがこの「毒性」の怖さです。
あなたは毒のせいで強くもなれるし弱くもなれます。
負の連鎖を断ち切りましょう。
あなたの親のためにも、あなたは自分を信じて強く生きてください。
それが本当の親孝行です。
あなたが、人と対等な関係で穏やかに話せる人、お子さんの気持ちに寄り添える人になってください。
それこそが、あなたが正しいことの証しです。