10月18日、横浜市長選が終わった。僕も投票してきたけれど、結果は個人的には何とも言えないものになった。
というのも、10月9日に公開した記事で立候補者7人全員を同じ条件で占断したところ、一人だけ妙に強い星が出ていたからだ。
正直に言えば、僕が市長になって欲しいと思っていた候補者ではなかった。
それが当選した原沢 あつみ氏だ。
選挙前の情勢報道から原沢氏が大きく優勢とされていた。
ところが、街頭演説の様子を見ると少々違和感があった。
原沢氏の演説では閑古鳥が鳴いているように見える一方、ほかの候補者の演説では人だかりができていたりする。
SNSでも、原沢氏の演説や討論会での受け答えに厳しい意見が目立っていた。
もちろん、街頭演説の人数やSNSの反応だけで支持の大きさを判断できるわけではない。
それでも、報道されている支持動向と、目に見える現場の熱量には随分と差があるように感じた。
そして占星術で7人を比較しても、最も目立っていたのは原沢氏だった。
今回は選挙前に何を占断していたのか、実際の結果だけではなく、その前後に起きていた出来事も含めて振り返ってみよう。
まず、選挙前には何を書いていた?
10月9日に公開した記事はこちら。
今回はインド占星術をメインに、西洋占星術を補助として使用した。
立候補受付開始、投票開始、投票終了、開票開始の4時点のホロスコープを作成し、候補者7人全員の出生図と比較した。
ただし、候補者全員の出生時刻が不明だったので、時刻によって変わる部分は判断から外している。
その上で原沢氏の星が選挙当日の星と強く重なっていた。
当時の記事では、「7人を同じ条件で見た中では、ここが一番分かりやすかった。」と書いている。
もちろん、絶対に当選するという意味ではない。
市長になる可能性のほか、仕事や社会的な立場が大きく変わる可能性についても触れていた。
実際の選挙結果は?
10月18日の開票結果は以下の通りだった。
投票率は45.56%で、前回より3.92ポイント上昇した。
原沢氏は2位に32万票以上の差をつけて初当選し、10月20日に横浜市長へ就任した。
一方、前職の山中氏は3位となり、参政党が推薦した福山氏が2位に入った。
この辺りも少し興味深い。
なぜ原沢氏だけが目立っていたのか?
原沢氏のホロスコープで特に気になったのは、人生の大きな節目を象徴する木星と土星の動きだった。
木星は発展や可能性の広がり、土星は責任や社会的な立場の変化を象徴する。原沢氏の場合、この二つの星が生まれた時の位置に近づくタイミングが重なっていた。
しかも、ちょうど市長選の時期だった。
選挙そのもののホロスコープでも、この二つの星が重要な位置にあった。
つまり、選挙で目立っていた星と、原沢氏本人に強く関係していた星が重なっていたわけだ。
そして実際に横浜市長へ就任し、社会的な立場が大きく変わった。
これは選挙前に読んでいた星の象徴と、非常に分かりやすく重なった出来事だと思う。
ただ、今回もう一つ重要なのは、原沢氏本人と周囲の人たちとの関係だった。
元記事では、「誰と組むか、誰の意見を取り入れるかで、周囲との関係によって方向が変わりやすい部分もある。」と書いている。
実際、原沢氏は自民党、日本維新の会、国民民主党の地方組織から推薦され、公明党市議団からも支持を受けていた。
これは占断した時点ですでに分かっていたことだけれど、星の象徴と現実の状況が重なる部分だった。
そして今後、市長として判断するときにも、支援した政党や団体との関係が重要になってくるのではないだろうか。
選挙で勝つことと、市長として何を実現できるかは別の話だからね。
ところが、この記事を公開しようとしていた矢先、10月22日の神奈川新聞に気になる記事が掲載された。
見出しは「山中氏『保留』背景に後援会」「支援者分裂 自民に逆らえず」。
記事では、8月に原沢氏と菅義偉元首相が面会していたことや、山中前市長の後援会内部で支援をめぐる意見が割れていたことが取り上げられている。
実は、原沢氏の擁立に向けて自民党側が早い段階から動いていたことは、以前から報じられていた。
今回の神奈川新聞の記事によって、山中氏の後援会を含む支援者側の事情も見えてきた。
こうなると、原沢氏が複数の政党から支援を受けていたというだけではなく、そこに至るまでの政治的な調整にも注目したくなる。
元記事で読んでいた「周囲との関係によって方向が変わりやすい」という象徴は、こうした選挙前からの動きとも重なる部分がありそうだ。
もちろん、菅氏の関与そのものを占断で具体的に予測していたわけではない。それでも、候補者本人だけではなく、周囲の人たちの動きが重要だったという点は、改めて興味深い。
福山氏の躍進と参政党の存在感
今回、個人的にもう一人注目したいのが福山あつし氏だ。
福山氏については、行動力や勢いが強まる一方、周囲との摩擦や考え方の違いが表面化しやすい時期と読んでいた。
結果は2位。実は福山氏、2025年の横浜市長選にも立候補している。
そのときは政党の支援を受けずに148,236票を獲得していた。
今回は参政党の推薦を受けて230,418票。前回より82,182票、約55%も得票を伸ばした。
街頭演説やSNSでも参政党の支持者が随分と目立っていた印象がある。
実際、神谷宗幣代表をはじめ、参政党の国会議員も応援に入っていた。
出口調査では、参政党支持層の79%が福山氏へ投票したという結果も出ている。
また、30代では福山氏への投票が35%で、原沢氏の21%を上回っていた。これはなかなか興味深い。
ただし、増えた8万票がすべて参政党の組織票だったわけではないだろう。
福山氏自身の知名度や前回からの活動、SNSでの発信など、さまざまな要因が考えられる。
それでも、政党の支援が加わったことで選挙戦の様子が大きく変わったのは確かだ。
ちなみに共産党支持層でも、出口調査では68%があさか由香氏に投票していた。
組織的な支持があっても、それがどれだけの得票につながるのかは政党によって違うようだ。
福山氏に出ていた「勢い」という星の象徴は、こうした選挙戦の動きや得票の伸びと重なる部分があった。
一方、摩擦や対立については、実際の出来事との対応をもう少し詳しく確認する必要がある。
ほかの候補者はどうだった?
山中竹春氏
山中氏については、人からの支持を受けやすい動きがある一方、過去の発言や判断が厳しく見られる時期とも読んでいた。
元記事では「追い風と逆風が同時に来ている」と書いている。
実際、選挙前からパワハラ問題が大きな争点になっていた。
共同通信の出口調査では、投票時にこの問題を重視した人が81%に上っている。
元記事を書いた時点で問題はすでに表面化していたけれど、まさに本人が置かれていた状況と星の象徴が重なっていたことになる。
そして選挙では3位となり、再選には至らなかった。
そして、今回の神奈川新聞の記事を読むと、もう一つ気になることが出てきた。
山中氏を支えてきた後援会の内部でも、再出馬をめぐって意見が割れていたという。
実際、以前から支援していた経済界の一部が離れる一方、山中氏の市政を評価して再出馬を求める人たちもいた。
つまり、山中氏への「追い風と逆風」は、有権者からの評価だけではなく、身近な支援者との関係にも表れていたわけだ。
こちらも選挙前から起きていたことだけれど、当時の星の象徴と現実の状況が重なっていた点として、今回の検証に加えておきたい。
中谷一馬氏
中谷氏については、行動力が強まる時期と読んでいた。
元記事では「戦闘モードに入りやすい時期」と表現している。
今回は立憲民主党神奈川県連の支援を受けて出馬し、179,739票で4位となった。
実際に選挙活動へ力を注いだことは分かるものの、立候補者であれば積極的に活動するのは当然とも言える。
そのため、星の象徴がどのような形で特に表れていたのかは、今回の結果だけでは判断しにくい。
あさか由香氏
あさか氏については、人生の方向転換を示す星の動きがあり、今回の選挙が一つの区切りになる可能性を読んでいた。
結果は89,052票で6位。
ただし、落選したからといって、それだけで人生の転換点だったとは言えないし、逆に違ったとも言えない。
今後の政治活動や本人の立場に何らかの変化があるのか、引き続き確認したい。
山本理顕氏
山本氏については、既存の仕組みにとらわれず、新しい構想を打ち出す傾向が強いと読んでいた。
実際に掲げていた町内会サロンや無料ミニバス、世界町家などの政策は、独自の発想が目立っていた。
これは占断した時点ですでに公表されていた政策だけれど、本人の考え方と星の象徴が重なる部分だった。
さらに面白いのが、81歳という今回の候補者では最高齢でありながら、若い世代からも支持されていたという話だ。
具体的な年代別の支持率は確認できていないので断定はできないけれど、政策への共感と候補者の年齢は必ずしも一致しないのかもしれない。
選挙結果は7位だったが、得票順位だけでは見えない部分もありそうだ。
藤川さちこ氏
藤川氏については、実務や生活に関わる問題を重視し、現実的な課題に取り組む傾向があると読んでいた。
実際の政策でも、市民参加や情報公開、生活負担の軽減などを掲げていた。
ここからは僕個人の考察になるけれど、藤川氏への投票には、消去法で選ばれたケースもあったのではないかと思っている。
例えば、山本氏は年齢が気になる。国政政党が支援する候補者は選びたくない。
かといって前市長にも投票したくない。
そうして候補者を絞っていくと、最終的に藤川氏が残るという考え方だ。
実際、藤川氏の陣営が公開した街頭活動報告には「無所属だから良い」という声や、前市長を投票先から外している人の声が紹介されていた。
もちろん、政策に共感して積極的に藤川氏へ投票した人もいるだろう。
約9万8千票の内訳を確認できるわけではないので、あくまで一つの可能性だ。
ただ、今回の選挙では、候補者本人の政策だけではなく、どの政党と関係しているのか、誰には投票したくないのかという判断も少なくなかったのではないだろうか。
実は元記事でも、消去法で候補者を選ぼうとすると誰も残らないというSNSの声について触れていた。
その意味でも、この選挙特有の難しさがあったように思う。
原沢氏への批判は当選後も続いている
さて、ここで原沢氏の話に戻ろう。
選挙前から街頭演説や討論会での受け答えについて否定的な声が見られた原沢氏だけれど、当選後もさまざまな批判が出ている。
その一つが、朝鮮学校への補助金問題だ。
10月5日のネット討論会では、補助が停止された理由を確認し、再検討する必要があるという趣旨の発言をしていた。
ところが当選後、補助金再開を示唆したとしてSNSなどで話題になった。
10月20日の就任会見では、原沢氏本人が補助金再開を前向きに検討すると述べたわけではないと説明している。
実際には補助金再開が決定したわけでもない。
僕は以前から横浜市が朝鮮学校への補助を停止した経緯について調べてきた。
そもそも2013年に補助が停止された背景には、当時の国際情勢をめぐる市の判断があった。
だからこそ、今回も朝鮮学校がどういう学校なのか、なぜ補助が停止されたのか、実際の発言が何だったのかを分けて考える必要があると思っている。
それにしても、当選直後からこうした議論が起きているのは興味深い。
ここで思い出したいのが、原沢氏のホロスコープで読んだ「誰と組み、誰の意見を取り入れるかによって方向が変わりやすい」という象徴だ。
今回の補助金問題が、そのままこの象徴の表れだと断定するつもりはない。
ただ、複数の政党から支援を受けて当選した原沢氏が、今後さまざまな意見や要求の中でどう判断していくのか。
ここは占断の重要な検証ポイントになると思う。
有権者はどこまで政策を見ていたのだろう?
今回の選挙を振り返って、もう一つ気になったことがある。
有権者は候補者の政策をどこまで詳しく見ていたのだろうか。
原沢氏については、SNSでは批判的な意見が目立っていた一方、実際には55万票以上を獲得した。
しかも共同通信の出口調査では、支持政党を持たない無党派層でも原沢氏への投票が35%と最も多かった。
つまり、組織的な支援だけで勝ったわけではない。
一方、福山氏は参政党の推薦を受け、特に若い世代からの支持が目立った。
SNSや動画サイトの情報を重視したという回答も、出口調査では39%に上っている。
だからといって、政策を読まずに投票した有権者が多かったと断定することはできない。
候補者の政策を比較した上で投票した人もいれば、人物の印象や支援政党、前市長の問題を重視した人もいただろう。
ただ、今回の選挙を見ていると、政策の中身がどこまで有権者に伝わっていたのかという疑問は残る。
SNSで人気があることと、実際に幅広く支持されていることも必ずしも同じではない。
街頭演説に人が集まることと、選挙で得票することも同じではない。
では、何が実際の一票につながっているのか。
今回の結果は、そうしたことも考えさせる選挙だった。
横浜市そのものの星は何を示していた?
最後に、元記事で占断した横浜市そのものの未来にも触れておこう。
2026〜2027年については、新しいことを次々と始めるよりも、これまでの行政組織や事業を整理する時期になると読んでいた。
2027〜2028年には少しずつ新しい方向へ動き始める。
そして2028〜2029年には、構想を語るだけではなく、具体的に何を実行できたのかが問われるという見立てだった。
実際、原沢新市長は就任会見で、職員が安心して働ける環境づくりや、ハラスメントを防ぐ仕組みについて言及している。
前市長をめぐる問題から、市役所の職場環境や組織の見直しはすでに課題になっていた。
これも占断した時点の現実と「整理・再定義」という星の象徴が重なっている。
今後は実際にどこまで改革が進むのかを見ていきたい。
そして、GREEN×EXPOや山下埠頭などの大型事業、朝鮮学校への補助金制度、市議会や支援団体との関係についても注目したい。
元記事では、今まで続けてきたことが本当にこのままでいいのかを問い直す時期になると読んでいた。
原沢市長が、何を続けて何を見直すのか。
誰の意見を取り入れ、どのように市民へ説明するのか。
これからの市政を見ていく上で、特に重要な部分だと思う。
今回の占断を振り返って
今回の市長選では、7人を同じ条件で比較した結果、原沢氏に非常に目立つ配置が出ていた。
そして実際に、横浜市長という新しい社会的な立場に就いた。
木星と土星が示していた人生の大きな節目が、現実の出来事と分かりやすく重なった。
ほかの候補者についても、選挙前から分かっていた状況や政策、選挙活動と星の象徴が重なる部分が見られた。
占星術は未来を予測するためだけのものではない。
現在の状況が星にどのように表れているのかを読み解くこともできる。
今回はその両方を比較できたのが面白かった。
ただし、現実と星の象徴が重なったことと、その出来事を事前に具体的に予測できていたことは別の話だ。
そして、選挙に勝つことと、良い市政を行うことも別の話だ。
僕が気になっているのは、むしろこれから。
元記事では2026〜2027年を横浜市政の整理と再定義の時期と読んでいた。
原沢氏自身についても、誰と組むか、誰の意見を取り入れるかが重要になると読んでいる。
実際に市政がどう動いていくのか。
選挙前の占断と照らし合わせながら、これからも追っていこうと思う。
今回のように、占星術では人生の大きな節目や、周囲との関係が変化する時期を読み解くこともできる。
それは政治家や選挙に限った話ではない。
転職や独立、人間関係の変化など、僕たち自身の人生にも同じような節目がある。
今、自分はどんな時期にいるのか。これから何が変わっていく可能性があるのか。
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