6月25日・岩手県沖地震の「言い訳」ではなく検証です
前回の記事で、6月25日に起きた岩手県沖地震について検証した。
結論としては、
「全く外していたわけではない」でも、「もう一声欲しかった」
という感じだった。
なんとも占い師泣かせの結果である。当たったとも言い切れない。外したとも言い切れない。
一番モヤモヤするやつだ。
月初の災害占断では、6月後半から月末にかけて、突発事故、設備トラブル、火、通信、交通、そして揺れについては触れていた。
なので、今回の地震を完全に想定外としていたわけではない。
でも、最大震度6強の地震として強めに注意喚起できていたかと言えば、そこまではできていなかった。
つまり、
「揺れるかも」は言っていた。でも、「そこそこ大きく揺れるかも」とは言い切れていなかった。
惜しい。でも惜しいだけでは災害占断としては足りない。
ということで、今回は言い訳……ではなく、占断方法の検証をしてみたい。
たぶん言い訳です。でも前向きな言い訳です。
僕の災害占断は、基本的に官邸基準で出している
僕が月初に出している災害占断では、基本的に首相官邸を基準にホロスコープを出している。
見る図は主に、
月初図。新月図。満月図。必要に応じて上弦・下弦。春分、夏至、秋分、冬至などの季節図。
これらを首相官邸基準で出す。
なぜ首相官邸なのか。
それは、日本全体の国家マンデーンとして見る場合、中央政府、首相、政権、全国報道、国としての反応を見る必要があるからだ。
ただ、今回の地震を検証して、ひとつ課題が見えてきた。
官邸図は、本当に「日本列島のどこで何が起きるか」を見る図なのか。
それとも、
「中央政府が何を重大事として受け取るか」「その災害が国家運営にどれだけ影響するか」「政権や行政対応にどう響くか」
を見る図なのか。
どうやら後者の可能性が高い。
官邸図は「被災地の痛みそのもの」を見ているわけではないかもしれない
今回の岩手県沖地震では、震源地図や最大震度地点図を出してみると、地震の象意はかなり強く出ていた。
地盤。建物。生活基盤。地下からの圧力。突発的な揺れ。
かなり分かりやすく出ていた。
ところが、月初の官邸基準図では、そこまで地震を主役として強く取れていなかった。
ここで考えたいのは、官邸図が外れたのか、ということ。
もちろん、読みが甘かった部分はある。そこは認める。
でも、それだけではなく、官邸図が見ている対象が違うのではないか。
官邸図は、被災地の痛みそのものを見る図ではなく、その災害が中央政府、国家運営、全国報道、政権の評価にどう及ぶかを見る図なのかもしれない。
つまり、
地方では大きな地震。でも、中央政治への打撃は限定的。全国的な国家危機にはならない。
その場合、官邸図では弱く出る可能性がある。
これは、今回かなり大きな学びだった。
能登半島地震を見直してみた
この仮説を確認するために、能登半島地震も見直してみた。
能登については、
震源地図。被災地図。官邸図。
この3つを比較した。
すると、能登は官邸図にもかなり出ていた。
つまり、
「地方の災害だから官邸図には出ない」
とは言えない。
ただし、出方が違う。
震源地図や被災地図では、土地、家、生活基盤、地域そのものの断絶として出る。
一方、官邸図では、政府対応、復旧の重さ、説明の曖昧さ、報道や見え方の問題として出る。
つまり能登は、官邸図で拾えていない災害ではなかった。
でも、官邸図が見ていたのは、被災地の痛みそのものというより、
「政府がどう対応するか」「行政の遅さがどう見えるか」「復旧の重さが政権にどう響くか」
という部分だった。
ここはかなり大事だと思う。
現実の印象としても、能登の政府対応は遅く感じた。支援や制度はあったのかもしれない。でも、被災地に必要なものが必要なタイミングで届いているようには見えにくかった。
一方で、ある程度落ち着いてから、政治家がきれいなジャンパーを着て現地に入る。カメラの前に立つ。支援しているように見える。
そういう「見え方」の問題があった。
これが官邸図に出ていたのかもしれない。
官邸図は、災害そのものより、政府の振る舞いを映す鏡でもある。
東日本大震災は別格だった
では、東日本大震災はどうか。
これはもう、地方災害として片づけられる規模ではなかった。
地震。津波。福島第一原発事故。放射性物質の拡散。避難。電力危機。物流混乱。国際信用。原子力政策そのものへの打撃。
ここまで来ると、東北の災害ではなく、日本という国家そのものの危機だった。
だから、官邸図にも強く出る。
実際に、東日本大震災の図を見直すと、本震の時点でかなり強い。さらに、福島第一原発事故の各タイミングを見ると、災害の質が変わっていく。
地震と津波は自然災害。でも原発事故は、自然災害をきっかけにしたシステム事故であり、人災化した国家危機だった。
この段階になると、官邸図はかなり強く反応する。
なぜなら、これはもう被災地だけの問題ではないからだ。
放射能汚染の問題があり、実際に関東にも影響が及んだ。電力の問題もあった。避難や除染、食の安全、政府発表への不信もあった。
中央政府が無視したくても無視できない。国家運営そのものに直撃する。
だから東日本大震災は、官邸図で強く出る。
これはかなり分かりやすい。
では、今回の岩手県沖地震はどうだったのか
今回の岩手県沖地震は、最大震度6強という大きな地震だった。
ただ、現時点では津波被害は大きく出ていない。人的被害や建物被害も、震度の大きさに比べると限定的に見える。
もちろん、被災した地域の方にとっては非常に怖い地震だったはずだ。そこは軽く見てはいけない。
ただ、国家全体の危機として見た場合、東日本大震災や能登半島地震とは重みが違う。
だから官邸図では、今回の地震がそこまで強く出なかった可能性がある。
地震そのものは、震源地図や最大震度地点図に出る。でも、中央政府への打撃、全国社会への影響としては、官邸図で弱く見える。
今回の検証では、その差が見えた。
仮説を修正する
最初はこう考えていた。
地方の地震は、官邸図では拾いにくいのではないか。
でも、能登と東日本大震災を見直すと、少し違う。
官邸図は地方災害を拾えないわけではない。
ただし、官邸図が拾うのは、
「被災地で何が起きているか」ではなく、「その災害が中央政府・国家運営・全国社会にどう及ぶか」
なのだと思う。
能登は、官邸図にも出ていた。でもそれは、被災地の痛みそのものではなく、政府対応、復旧の重さ、説明の曖昧さとして出ていた。
東日本大震災は、地震・津波・原発事故が重なり、国家そのものの危機になった。だから官邸図にも強烈に出た。
今回の岩手県沖地震は、地震としては大きかった。でも、中央政府を揺るがすほどの国家危機としては、現時点では限定的だった。
だから官邸図では弱く見えた。
この違いが、今回の検証でかなり見えてきた。
今後の災害占断はどう改良するか
ということで、今後の災害占断は少し改良したい。
これまで通り、月初図、新月図、満月図などは首相官邸基準で出す。
これは、中央政府、全国社会、政権への影響を見るために必要だ。
でも、それだけでは足りない。
地震そのものを見るなら、地震が起きやすい地域に図を移す必要がある。
たとえば、
三陸沖。日本海溝沿い。千島海溝。宮城県沖〜福島県沖。相模トラフ。南海トラフ。日向灘。能登周辺。日本海東縁部。トカラ列島〜奄美周辺。
こうした観測地点をあらかじめいくつか決めて、月初図や満月図、新月図、季節図を比較する。
官邸図では、国家としての影響を見る。震源候補地の図では、地震そのものの出方を見る。被災地図では、生活被害の出方を見る。
この三段構えにする。
これなら、今回のように、
「官邸図では弱いけれど、震源地図では強い」
という差を拾いやすくなる。
まとめ
今回の岩手県沖地震について、月初占断では揺れの可能性には触れていた。
でも、最大震度6強の地震として強く警戒するところまでは読めていなかった。
つまり、全く外していたわけではない。でも、もう一声欲しかった。
これが正直な検証だ。
そして、その理由のひとつとして、官邸図の性質が見えてきた。
官邸図は、日本列島で起きるすべての災害を均等に拾う図ではない。その災害が中央政府、国家運営、全国社会にどう及ぶかを見る図なのだと思う。
今後は官邸図だけに頼らず、震源地図、被災地図、官邸図を分けて見る。
当たった、外れた、で終わらせない。外したなら、なぜ外したのかを見る。見方を改良する。
占いを予言ごっこで終わらせないためには、たぶんそれが一番大事だと思う。
今回は、言い訳ブログである。
でも、ただの言い訳ではない。
次にもう少しちゃんと拾うための、前向きな言い訳である。
国全体の災害占断は、見る範囲がかなり広くなります。
官邸図だけでなく、震源候補地、被災地、月初図、新月図、満月図、季節図まで見ていくと、どうしても検証点が増える。
一方で、個人の占断は「今、自分に関係するひとつの悩み」に絞れるため、もっと現実的に、深く、具体的に見ることができます。
世の中全体の流れも大事です。
でも、本当に知りたいのは、
自分は今どう動けばいいのか。
この件は進めるべきなのか。
待つべきなのか。
そこだと思います。
個人向けの占断はこちらから受け付けています。