大事なことを忘れていた。
先日、ダイソーに行った。とうとうチョコレートが無くなっていた。
正確に言うと、準チョコレートなのかな。トルコ製のクランチチョコレート風のお菓子。
スーパーに置いていた同じお菓子のアソートパックは、もう少しリーズナブルだったのでよく買っていた。でも、いつの間にか取り扱いが無くなった。
仕方なくダイソーを覗いた。でも、お店全体の棚がなんだかスカスカに見えた。
100円ショップって、プラスチック製品の取り扱いが多いからだろうか。知らんけれど。
昨日の記事では、6月の災害占断として、水害、交通混乱、ナフサ/原油問題、政府対応について書いた。
そこで、もう一つ見ておくべきことがあった。
食品。100円ショップ。円安。
一見、別々の話に見えるかもしれない。でも占断では、かなり一本につながって見ることができる。
結論から言うと、6月は「食べ物そのものが全国的に消える」というより、食べ物や日用品を商品として売るための外側が詰まる。
容器。袋。フィルム。ラベル。印刷。プラスチック製品。輸入雑貨。安い菓子。配送資材。
スナック菓子やケチャップなどの包装については、すでに少しずつ騒がれている。恐らく、それ以上に影響は出るのではないか。
これは自然災害というより、人災に近い。
もちろん、石油やナフサの供給不安そのものには国際情勢も関係する。
でも、それをどう説明するか。どこに優先して回すか。どこで目詰まりが起きているか。なぜ現場で困っている企業名は出るのに、詰まらせている側は見えないのか。
ここは人間の問題だ。
食べ物はある。でも売る形にできない
食料不足という言葉を使うと、米や野菜や肉そのものが消えるように聞こえる。
でも、今見えているのは少し違う。
食べ物はある。作ることもできる。でも、売る形にできない。
プリンなら、牛乳と卵と砂糖があっても、容器がなければ売れない。惣菜なら、中身が作れてもトレーやフィルムが必要になる。菓子なら、袋と印刷と表示が必要になる。米でも、袋、ラベル、印字、配送資材が必要になる。
今の食品流通は、食べ物だけで成り立っていない。
石油由来の容器と包装。印刷インキ。ラベル。物流資材。
そういうものの上に乗っている。
ここが詰まると、中身はあるのに棚に並ばない。
これはかなり重要な違いだ。
「食料は足りている」
そう言われても、商品として店に並ばなければ、生活者には足りていないのと同じになる。
去年のお米と似ている。
在庫はある。備蓄もある。流通の問題。
そう説明されても、店頭で高い。買いづらい。必要な人に届かない。
今回は、米そのものではなく、もっと広い。
食品の外側。日用品の素材。低価格商品の棚。
そこに出ている。
100円ショップの棚が薄く見える理由
100円ショップも気になる。
100円ショップは、プラスチック製品が多い。
収納用品。キッチン用品。洗濯用品。文具。小物。容器。袋。生活雑貨。
しかも、低価格を前提にした商品が多い。
原油。ナフサ。樹脂。輸送費。円安。
このあたりが少しずつ上がるだけで、100円という価格帯は一気に苦しくなる。
実際に店に行くと、棚がスカスカに感じることがある。
もちろん、これだけで全国的な不足とは言えない。自分の生活圏で見た範囲の話だ。
でも、生活者の観測としてはかなり大事だと思う。
ニュースより先に、棚が教えてくれることがある。
特に100円ショップは、生活の末端にある。
ここで変化が出るということは、低価格帯の商品ほど耐えられなくなっている可能性がある。
値上げできる商品は値上げする。包装を簡素化できる企業は簡素化する。仕入れを絞れる店は絞る。採算が合わない商品は消える。
結果として、生活者から見ると、
「前はあったのにない」「棚が薄い」「種類が減った」「安いものから消えた」
という形で出る。
これも災害だと思う。
生活の選択肢が削られているからだ。
チョコレートも安いものから消える
チョコレート周辺も同じだ。
チョコレートはカカオ高騰の影響が大きい。そこに円安、輸送費、包装資材、ナフサ由来の資材問題が重なる。
だから、高級チョコよりも、安いチョコ菓子、準チョコレート、クランチ系、アソートパックの方が先に苦しくなる。
安い商品ほど、原材料や包材の上昇を吸収しにくい。
100円ショップに置けなくなる。スーパーのアソートパックも棚から消える。残るとしても値上げ。量が減る。種類が減る。
これも、単純なチョコ不足ではない。
安く買える選択肢が消えていく。
生活者にとっては、かなり痛い。
「嗜好品だから我慢すればいい」という話ではない。
安い菓子は、生活の中の小さな余白でもある。そこが削られていくと、景気の悪さはかなり体感しやすい。
円安と株高のズレ
ここに円安が重なる。
「株価は高いから景気は良い」
そう言う人もいる。
でも、それはかなり雑だと思う。
円建ての株価が高いことと、円の価値が高いことは違う。
外国人から見れば、円安の日本は安い。日本株も買いやすく見える。輸出企業の利益も円換算では膨らみやすい。
でも、生活者は違う。
輸入品が高くなる。食品原料が高くなる。燃料が高くなる。包装資材が高くなる。100円ショップの商品が苦しくなる。安い菓子が消える。日用品が値上がりする。
株価は高い。でも、生活は苦しい。
これは矛盾ではない。
見ている場所が違うだけだ。
株価を見ている人は、資本の側を見ている。棚を見ている人は、生活の側を見ている。
6月の占断では、生活の側がかなり傷んで見える。
占断上の見立て
6月月初図では、生活必需品、価格、食べ物、価値を示す場所に重さがある。通信、流通、表示、印刷、短距離物流の場所にも刺激がある。
食品そのものというより、商品化、流通、表示、価格に負荷がかかる図に見える。
6月8日前後は、店頭や生活圏で違和感が出やすい。
棚の薄さ。欠品。配送の遅れ。仕様変更。安い商品の減少。
6月15日前後からは、政府説明、業界団体、大企業側の調整が目立つ。
「足りている」「流通の問題」「代替調達している」
そういう説明が出やすい。
でも、6月21日〜23日はかなり重要。
ここから夏全体の問題に変わる。食料そのものではなく、容器、包材、日用品、低価格商品、円安による生活コストの問題が強くなる。
6月30日前後は、さらに表に出やすい。
値上げ。棚落ち。出荷調整。企業の説明。政府への批判。
「足りていると言っていたのに、なぜ棚が薄いのか」
この問いが強まるかもしれない。
最終的な見立て
6月中に、全国的な食料危機になるとは読まない。
でも、食品や日用品の供給不安は出る。
特に、石油由来の容器、包装、プラスチック製品、安価な菓子、100円ショップ商品。
ここが弱い。
しかもこれは、人災に近い。
国際情勢だけのせいではない。
円安。調達の偏り。流通の目詰まり。説明の不透明さ。低価格商品にしわ寄せが行く構造。それを放置してきた政治。
これらが重なっている。
食べ物はある。でも売る形にできない。
商品は作れる。でも100円では置けない。
株価は高い。でも円の価値は下がっている。
これは、生活者から見れば十分に災害だ。
そして、自然災害ではなく、人間が作った災害だと思う。
個人鑑定について
この記事では、6月の日本全体の流れを占断しました。
ただ、同じ6月でも、影響の出方は人によって違います。
今は動くべきか。待つべきか。仕事を変えるべきか。副業や販売を進めるべきか。お金の流れをどう見ればいいか。
そういう個人単位の動き方は、全体占断だけでは見切れません。
自分の状況に合わせて流れを見たい方は、個人鑑定をご利用ください。
世の中が不安定な時ほど、「自分はどう動くか」を確認しておくことが大事だと思っています。