今日も朝日新聞の記事から引用します。
今年に入って相次ぐ米国の銀行の経営破綻はついに3行目となった。米連邦準備制度理事会(FRB)の金利引き上げで収益が悪化していたうえに、特徴的な顧客構造が「あだ」となった。税金による救済の批判を恐れ、米政府は民間による救済に頼った。(中略)
「預金口座数は平均的な米銀の5分の一」富裕層ビジネスをてがけるファーストリパブリックバンクが公表した決算資料にはこんな一節がある。同規模の銀行に比べて口座数が少なく、顧客と「長期的で深い関係」を築ける、というアピールだ。
だが、規模の割に口座数が少ないということは、口座あたりの預金額が多いことを意味する。破綻時に預金保険で守られるのは1口座あたり25万ドルまで。S&Pグローバルによると、保護上限を超える預金割合は大手行の50%大前半に対し、昨年末時点で67.4%に上っていた。
3月に破綻したシリコンバレーバンクとシグネチャーバンクも、新興テック企業など特徴的な顧客を持ち、急成長。保護上限を超える預金割合はそれぞれ、93.8%と89.3%と高かった。2行が破綻すると、同様に高額預金の多いファースト銀の経営不安が浮上。預金引き出しが加速した。
米国の大手11行が計300億ドルをファースト銀に預金して支援したが、4月24日には3月末時点の預金が1045億ドルと3か月前より約41%減っていたと公表。収益力への懸念が高まり、経営に行き詰った。(引用終わり)
ここ数か月、米国の銀行の破綻が相次いでいます。シリコンバレーバンク、シグネチャーバンクに次いで3つ目の銀行、ファーストリパブリックバンクが破綻してしまいました。
米国の銀行なので、日本に居るとそこまで騒ぎになりませんが、銀行が破綻するというのは結構大きなニュースです。もし、日本国内で銀行破綻…という話が出たら、それが地方銀行だったとしても、とても大きなニュースとして取り上げられると思います。
これだけ次々と銀行破綻が起きると、リーマンショックの時のように金融危機が心配されます。米国だけでなく、欧州や日本に波及すると世界的な金融危機にもなりえます。いますぐどうこうは無いにしても、この手のニュースには注意を払っておくべきだと思います。
銀行の使い方にも注意する必要がありますね。今回の破綻した銀行のように富裕層向けに高額の預金口座が多数あり、そこからの引き出しがきっかけになったということですから、保護される金額を把握しておかなければいけませんね。
日本では1銀行あたり1000万円までは保護されます。一つの銀行にそれを超える資金を置いておられる場合は、そのことに注意しておく必要があるでしょう。複数の銀行に分割して預金する、証券口座で株、投信などに分散させる、などの対応をしておいたほうが良いです。
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