吉本新喜劇の女優⑯

記事
コラム
小学三年生の時、笑顔の優しい担任の先生に出会いました。

その出会いが、私の性格を変えていきました。

少しずつ笑顔が増え、女の子のお友達も増えていき、
初めてお友達のお誕生日会に呼ばれた日、
「お父さんやお母さんに、こんなに親切にしてもらえるんだ……」

他の家庭の温かさに触れ、
優しい親もいるんだということを子供ながらに知った瞬間でした。

それからの私は、いつの間にか、お友達や先生が笑ってくれることが、
何よりの喜びになり、冗談ばかり言うようになりました。

両親の前では、真面目で大人しいフリをしていましたが、
兄弟や祖父母の前では、おちゃらけるようになりました。

踊ったり、ふざけたり、冗談を言ったり__

そして、一つの大きな夢ができました。

「吉本新喜劇の女優になりたい」

私は、おもしろいことが大好きでした。

「どうしたら笑ってもらえるかな?」

「どうやってツッコミを言ってもらえるのかな?」

大好きな先生の笑顔が見たくて、お友達が喜んでくれることが嬉しくて、
そればかりを考えていました。

中学を卒業するまで「絶対に吉本に入るんだ」
という想いは、揺らぎませんでした。

でも、両親に伝えた時に返ってきたのは、大反対の言葉でした。

反対される事は、わかっていました。

私に期待していた両親は、私が小さい頃から、
ピアノ、塾、英会話、家庭教師もつけられ、
習い事ばかりさせられていました。

毎日やる事が多く、苦痛でした。

夢を初めて両親に伝えた時、反対される事は
わかってはいましたが、あの時のショックは、
今でも鮮明に記憶に残っています。

結局、芸人さんの道へ進むことはできませんでした。

もしあの時、反対されていなかったら、
今とは違う人生を歩んでいたのかもしれません。

けれど、「誰かを笑わせたい」という気持ちは、
形を変えて、今もずっと私の中で続いています。

mito


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