家を新築する、または、リフォーム・リノベーションを検討する際、「壁紙の種類が多過ぎる…どうやって選んだらいいの?」、「似たような色が多くて迷ってしまう」と悩まれる方は多いのではないでしょうか?
そう、まさに沼です。
壁紙選びで喧嘩する事もあり、時間をかけ過ぎると夫婦の危機になります。(実体験)
とはいっても、壁紙はさまざまな種類があります。シンプルな単色~おしゃれな柄物、機能性を持った壁紙など豊富にあり、悩んでしまうのもしょうがないかもしれません。
そこで、今回のブログは、壁紙を選ぶ際の基本的な考え方や、失敗しないコツ、アクセントクロスの効果的な取り入れ方などについて紹介します。
このブログで沼にはまってしまう方を救えたら嬉しいです。笑
どんなおうちにしたいか決めるところから始めましょう
まずは家全体のイメージを決めます。
雑誌やインターネット、SNSなどで色々な事例を見るのもおすすめです。ナチュラルやインダストリアル、モダン等など自分の好みが分かってくると思います。
デザイナーなどプロに選定をお願いする際は、写真などで伝えることでイメージを理解してもらえます。私もご依頼頂く際は、イメージ画像をお願いしています。抽象的でも決まっていなくても、この作業でお客様の好みがデザイナーに伝わり、その後の選定がスムーズになります。もちろんお任せもできますが、お任せといっても好みはあるものです。しっかり伝えていきましょう。
次に壁紙に求めるものは何なのか考えましょう!
壁紙に対して求めるものや、こだわりたいポイントを考えていきましょう。
・ペットがいるのでそれに合ったクロスにしたい
・消臭効果、強度がある機能性クロスにしたい
・おしゃれな輸入クロスを使いたい(デザイナークロス)
・安さにこだわりたい(量産クロスと呼ばれるもの)
・様々な色味のクロスを組み合わせて調和させたい(1000番クロスと呼ばれるもの)
メーカーも様々あります。
①サンゲツ
②リリカラ
③東リ
④トキワ
⑤シンコール
まだまだありますが、このくらいの種類の組み合わせで私はいつも選定しています。
選定のコツ(壁紙・天井のクロスの選び方)
天井と壁を統一することで、空間を広く見せることができるので、天井と壁のクロスを揃えた方が無難です。
色を分ける際は、明暗で考えていきます。
・天井を明るくすると広く感じられる
・天井を一段暗くすると空間に落ち着きがでる
以上を考慮して選びましょう。
インダストリアルデザインやカフェ・ブルックリンなどのでデザインは、天井を暗くして落ち着いた印象にすることが多いです。
反対に、北欧風や西海岸・ミッドセンチュリーなどは、白でシンプルにまとめることが多いですね。
壁紙の機能性で選ぶことも重要な要素です。
壁紙には消臭、耐水、耐火、キズ・汚れ防止、抗菌、坑アレルギーといった、さまざまな機能を持つものがあります。
消臭機能 愛煙家やオスのペットを飼育している場合
タバコやペットの匂いを消臭する機能です。
壁紙の表面に消臭剤が加工してあり、匂いの成分を分解します。
表面強化 猫ちゃんのいる家庭にお勧め
壁紙の表面が加工されており、一般的な壁紙に比べて破れにくくキズがつきにくい壁紙です。ペットがいるご家庭に向いています。
汚れ防止 水廻りにオススめ
汚れや臭いがつきにくい機能で、汚れがついても中性洗剤で落とすことができます。キッチンなどに向いています。
抗菌 抗ウイルス
壁紙の表面にある抗ウイルス剤が、壁紙に付着したウイルスに反応し、ウイルスの表層にあるタンパク質を変化させてウイルスを不活化させる働きがあります。また、細菌の増殖を抑制する効果もあり、よりよい衛生環境づくりが可能です。
抗アレルギー 花粉・ダニ予防
壁紙の表面にある抗アレルゲン剤が、空気中のアレルギー症状を引き起こす物質、花粉やダニなどを吸着・抑制します。
マイナスイオン リフレッシュ効果
壁紙の表面に、空気に反応してマイナスイオンを自然発生させる天然鉱石を配合した壁紙です。森林浴のようなリフレッシュ効果があると言われています。
吸湿・放湿
部屋の湿気をコントロールする壁紙です。結露やカビの発生を抑える働きがあり、洗面所・トイレ・クローゼット・天井・廊下・玄関などにおすすめです。
通気性 空気を通しやすい
空気を通しやすい構造の壁紙です。部屋の空気環境を快適に保つ働きがあります。部屋ごとの壁紙の選び方部屋ごとに壁紙を選ぶ際のポイントを紹介します。
アクセントクロスの取り入れ方
一部だけ違ったクロスを張る「アクセントクロス」を取り入れることで、部屋の雰囲気を大きく変えることができます。
一般的にアクセントクロスを入れる場所として人気がある場所は下記になります。私もアクセントを入れる際は下記の場所を意識しています。
・各居室の壁の一面やL字
・各居室の天井
・柱
・キッチンカウンターの下
・トイレの壁の一面
・洗面の壁の一面
アクセントは入れ過ぎるとくどくなりますし、ゴテゴテした印象になります。
全体のデザインとの調和を考えながら選定しましょう。
以上、壁紙を選ぶ際の基本的な考え方です。
参考になれば幸いです。
また、私の提供するサービスではこの壁紙を3Dで具現化します。
色味を確認しながら決めていけるので多くの方に喜んで頂いている
サービスです。ご興味があればご依頼をご検討ください。