サービス
サービスを探す
プロ人材を探す
仕事を探す
ブログを探す
サービス
サービスを探す
プロ人材を探す
仕事を探す
ブログを探す
購入・発注したい方
サービスを探す
プロ人材を探す
ノウハウ・素材を探す
ブログを探す
仕事・求人を投稿して募集
エージェントに人材を紹介してもらう
受注・働きたい方
出品する
単発の仕事を探す
継続 (時給/月給) の仕事を探す
エージェントに仕事を紹介してもらう
カテゴリ一覧
イラスト作成・漫画制作
デザイン制作
Web制作・HP作成・EC構築
動画編集・映像制作
集客・マーケティング相談
NEW
ビジネス代行・事務代行
音楽制作・ナレーション
IT相談・システム開発
ライティング・翻訳
コンサルティング・士業
生成AI活用・開発・制作
占い
悩み相談・カウンセリング
学習指導・資格・キャリア相談
住まい・美容・生活相談
オンラインレッスン・習い事
ハンドメイド制作
出張撮影・出張サービス
資産運用・副業の相談
NEW
弁護士検索・法律Q&A(法律相談)
サポート
はじめての方へ
ご利用ガイド
お困りのときは
ログイン
会員登録
サービスを探す
イラスト作成・漫画制作
>
デザイン制作
>
Web制作・HP作成・EC構築
>
動画編集・映像制作
>
集客・マーケティング相談
NEW
>
ビジネス代行・事務代行
>
音楽制作・ナレーション
>
IT相談・システム開発
>
ライティング・翻訳
>
コンサルティング・士業
>
生成AI活用・開発・制作
>
占い
>
悩み相談・カウンセリング
>
学習指導・資格・キャリア相談
>
住まい・美容・生活相談
>
オンラインレッスン・習い事
>
ハンドメイド制作
>
出張撮影・出張サービス
>
資産運用・副業の相談
NEW
>
>
プロ人材を探す
>
ノウハウ・素材を探す
ブログを探す
>
求人募集を投稿する
人材を紹介してもらう
仕事を探す
出品する
仕事を探す
仕事を紹介してもらう
出品する
仕事を紹介してもらう
求人募集を投稿する
人材を紹介してもらう
ブログを投稿
会員登録で10%割引クーポンを獲得!
会員登録で10%割引クーポンを獲得!
ココナラブログ
ホーム
ブログトップ
ブログ
小説
第7話『塗り絵』
記事
小説
天羽詞鏡 WORD WEAVER
2026/08/15 13:52
短編連作『かぐや姫』より
ー人生には、役目が終わったことに気づく瞬間があります。
この連作は、そんな瞬間を書き留めたものです。
第7話『塗り絵』
8歳くらいだったと思う。台所のテーブルで塗り絵をしてた時に「先に枠をしっかり囲んでから優しく塗ってごらん」と言った母の声が今でもはっきりと耳に残っている。
母の言う通りだった。理由は分からなかったけど、同じように塗ってるのに、ここが枠だと分かる線を書くだけで、はみ出さなくなった。塗り絵が上手になったみたいで嬉しかったことも覚えている。
はみ出しがないことは、綺麗で気持ちがいい。そして整ったいい塗り絵が出来上がる。
私は、あの時以来ずっとどこかでそう思っているのかもしれない。
中学3年生の文化祭準備の日、クラスで模造紙に絵具で絵を描いていた。「まだらに色を塗って」と言われ、赤の絵具と筆を受け取り、描かれたキャラクターに色付けをした。塗り始めると、「ちょっと待って」と止められた。「ちゃんと塗らないで」と。
まだらにという指示こそが大切だった。白い抜けのある、はみ出した塗り方。塗り絵が上手くなかったころの自然なものをわざと再現するさらに高度な技術を、その頃の同級生は既に知っていた。上手くできない私は選手交代。
はみ出し方も、いいものと悪いものがあるらしい。その絶妙なはみ出し方は、ちゃんと塗ると同様に市民権を得ている。その時の私は、その難しさまでは知らなかった。ただ、いい塩梅というのが分からなかった。
だから私は選手交代させられる虚しさになるべく遭遇しないように、「はみ出さない」方を選んできた。はみ出さないようにしてくれるもの。学歴、職業、結婚相手。選択の度に、はみ出さないように、ちゃんと線を引いてから考えた。線があればはみ出さないから。
当たり前のことにふと気付くとき私たちは目が覚める。私は子供をもうけたとき、初めて身籠った瞬間から、同じ体を共有していても他人なんだと知った。当たり前すぎるけど考えたこともなかったし、それ以上に他人ではなく母娘だと思うことがへその緒の契りのように感じていたから、私は目が覚めた。私は身籠った子供のために、健康的でいようと努力する。心も落ち着けたいと思う。それでも妊娠中の心身は思うようにいかない。さらにもっと分からないのは、同じ体を共有する、まさにその我が子が何を想うのか?ということだった。
そして極めつけは、いつお腹が痛むのか?いつまで痛むのか?いつ出てこようと決心するのか?そんなことは欠片もこちらには打ち明けられない。体を貸す身は、できる限りいい環境で、万全の準備をしたいと受け止めることに全てを捧げる。
そして、その彼らの決断も個性も、お腹の中にいるところからとっくに一つの個性として始まっていたと、生まれてからも気付き続ける。はみ出さないように、どころか、そんなことお構いなしに彼らは彼ら自身を携えてここへ来たんだと知っていく。
それでも、はみ出さない努力しか知らなかった私は、その個性たちはこの社会ではみ出さないを学びながら成長するものと疑わなかった。母子ではみ出さない塗り絵を上手に仕上げないといけないんだと信じ続けた。もうこれ以上塗り絵ができないと腕が止まる日まで。そんな日が来るまで気付けなかった私は、いい塩梅ではないはみ出しにも、はみ出す権利があったんだと認めたい気持ちを抱えている。
母が引いてくれた枠線はお守りのように私を安心させた。そして今、子供たちの声にならない反抗は、私を少しずつ枠がなくても塗り絵してもいい気持ちにさせてくれる。もしかしたら、上手に塗らなくてもいいのかな?って。
天羽詞鏡
2026.08.15
#短編小説
#かぐや姫
#塗り絵
#はみ出さない
#人生の役目
#母娘
#母子
#天羽詞鏡
風の便り #006 今日も、心に風のお便りを届けま...
一覧に戻る
このブログを見た人にオススメ
第5話『アクウェインタンス』
記事
小説
天羽詞鏡 WORD WEAVER
2026/08/04 23:46
第4話『呼ぶ音』
記事
小説
天羽詞鏡 WORD WEAVER
2026/08/02 16:47
第3話『へその緒』
記事
小説
天羽詞鏡 WORD WEAVER
2026/07/27 23:44
第2話『繋いだ手』
記事
小説
天羽詞鏡 WORD WEAVER
2026/07/26 18:35
第1話『首輪』
記事
小説
天羽詞鏡 WORD WEAVER
2026/07/26 16:30