不倫という誰にも言えない恋に、心をすり減らしている方は少なくありません。
誰かを本気で好きになっただけなのに、なぜこんなにも苦しいのか──
その答えは、単なる恋愛相談では届かない“魂の深層”にあることが多いのです。
この記事は、実際にあったご相談をもとに、同じような悩みを抱える方に少しでも光を届けたいという想いで綴っています。
スピリチュアルに抵抗のある方も、「自分の本音にそっと気づく」きっかけになれば嬉しいです。
※個人が特定されないよう配慮した上で掲載しています
※内容は一部脚色・編集していますが、実際の鑑定に基づいたものです
彼女は、いわゆる不倫の関係に数年身を置いてきた方でした。
「もう、限界なんです」──その言葉の通り、彼女のエネルギーには、疲労と諦めが入り混じっていました。
とはいえ、彼との関係が最初から苦しかったわけではありません。
最初の頃は彼の方から熱心に連絡が来て、優しくて、まっすぐに愛を注いでくれていたそうです。
だからこそ、「この人は特別なんだ」と信じた。
でもいつからか、彼の態度は変わり始め、連絡の頻度も会える時間もどんどん減っていった。
彼女は何度も「やめた方がいい」と思ったと言います。
それでも、なぜか離れられなかった。
その背景にあるのは、魂に刻まれた“愛に対する封印”でした。
私は、彼女の波動を丁寧に視ていく中で、それに気づきました。
それは、「選ばれると誰かを傷つける」「幸せになると罰が下る」といった、過去の記憶に起因する深い無意識。
どれだけ表面的に「幸せになりたい」と願っても、この封印があると、“幸せ”がどこか怖いものになってしまうのです。
私はこの封印に対して、まず調整のワークを行いました。
が、すぐに何かが大きく変わったわけではありません。
むしろ最初のうちは、彼女の中で感情の波が強くなり、「こんなことしても無駄なんじゃないか」と思い始めたようでした。
でも、それでも彼女は途中でやめなかった。
自分の中のどこかで「変わりたい」という気持ちが、確かにあったのだと思います。
少しずつ、彼女の波動に変化が起き始めました。
最初に変わったのは、“自分を責める”という反応が減っていったこと。
「彼から連絡が来なくても、前ほど焦らなくなった」と彼女は話してくれました。
そして、数週間後──
今まで音沙汰のなかった彼から、「元気にしてる?」という突然のメッセージが届いたそうです。
でも、そのとき彼女の声は落ち着いていました。
「前だったら飛び上がって喜んでたと思う。でも今は、“会いたいかどうか”を自分にちゃんと聞ける気がします。」
私はその言葉を聞いたとき、彼女の中で“何かが終わり、何かが始まった”のだと感じました。
この方とのセッションを通じて、あらためて思ったのは、
「愛されたい」と願う気持ちは、時にそれだけで人を苦しめてしまうということでした。
表面の出来事だけを見れば、不安になったり、振り回されたりするのは当然の反応です。
でも、魂の奥にある“愛されることへの怖さ”や“選ばれることへの罪悪感”に気づいていくことで、
彼女は「相手に何をしてもらうか」ではなく、「自分がどう在りたいか」に意識を向けられるようになっていきました。
関係が続くか、終わるかではなく、
“どんな自分として恋をするか”を選べるようになること──
それが、封印がほどける瞬間なのかもしれません。
彼女の声のトーンが少しずつ変わっていったあの過程を、私はとても静かに、でも確かに感じていました。