占いをする目的のひとつに恋占いというものがあると思うのですが、古来からぶっちぎりに人気の占いだったのではないかとも思います。
恋愛をすると、自分の嫌な部分がよく判るものだと思うのです。つまり自分の本性を暴くひとつの手段なのかもしれません。
幼かった頃のわたしは、某バンド系の恋愛マンガの登場人物に対し――
「こいつらは他に考えることがないのか?」
「おいおい、ちゃんと音楽やれよ」
そんなくらいに思っていたのですが、いつの間にか自分の方が恋愛中毒になっておりました(笑)
まさか自分がそんなに恋愛体質だったとは思わなかったんですよね。
それからは、まずくなっていく自分の過程をリアルタイムで見せつけられ、苦しめられていくんです。
世間でうまく恋愛をしている人はどういう精神構造をしているのか、信じられない――と何か自分がどこぞの浮かばれない浮遊霊になったかのような気さえしました……(笑)
ですから、その時に占いをやりまくったのです。占わずにはいられない――そのくらいの気合でした。
今はそんなこともなく、自分の感情ともだいぶ上手く付き合えるようになったのですが、体力もないですしね……(笑)
でもそれくらい恋愛は魅力的で、学びの場であり、お互いの想いが飛び交うものなのでしょう。