男子たるものカーナビに頼るなかれ

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出張などで不慣れな町へ行った際に、どこで食事をするかを迷うことがあります。

あるとき、助手席の上司が「中華を食べたくないか」と尋ねてきました。彼は、ラーメンを食べたいと言うことが多く、他の食べ物をリクエストするのは非常に珍しいことでした。
私は、その町で人気のあるラーメン店を知っていたので、裏を掛かれたような感覚になりましたが、私も焼売を食べたくなり2人で中華料理屋を探すことにしました。
焼売.jpg

上司は私の車のカーナビを操作し始めました。彼は、私以上に機械音痴です。壊されないだろうかと心配したのですが、地域、ジャンル、中華料理とトントン拍子で店を検索し、数件の中から1つを選び画面に地図を表示させました。いつの間に、こんな技を身につけたのか不思議に感じました。

カーナビ.jpg

カーナビの指示に従い店に向かうと、10分程で「まもなく目的地」とコメントが流れました。しかし、そこには店舗はありませんでした。私たちは、店が潰れたのだろうと考えました。カーナビは、5年前に車を購入したときの製品なので、その当時の情報のままです。

仕方なく、次の店を検索して車を走らせました。5分程で住宅地に入り、場所的に地元の方の愛されている店なのだろうと期待が高まりました。しばらくすると「まもなく目的地」とコメントが流れ店を発見したのですが、残念なことに休業日でした。
ついていないときは重なるものです。

コンビニでおにぎりでも買おうかと思ったときに、この出張で走った道路沿で、黄色い看板の中華料理屋を見て珍しいなと思ったことを思い出しました。偏見かもしれませんが、私にとって中華料理屋のイメージカラーは赤です。
その店は、もう少し帰り道の方向でしたので、私は上司に説明し、そこが見つからなかったらコンビニに行くことにしました。
その後、黄色い看板の中華料理屋を見つけ2人で遅い昼食を食べました。

中華料理.jpg

私は、そもそもカーナビを使ったことがありません。操作できないし、機械に指示されるのは気に入りません。道に詳しいのは男の条件だと思っており、カーナビに頼らずに北海道中を走っています。

私は、カーナビに勝ったような感覚になって、少し嬉しいという気持ちになりました。そのためか、中華料理がとても美味しく感じライスをお代わりしたのですが、ビールを飲む上司が羨ましかったことも事実です。
この勝負、真の勝者は私の上司だったのかもしれません。

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