こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。
今回は、野良猫へのエサやりについて取り上げたいと思います。
❖ 野良猫へのエサやりは法律で禁止されているのか
野良猫へのエサやりは、動物愛護法等の法律で禁止されているわけではありません。
しかし、各市町村が定める条例によって禁止されている例が多く見られます。
❖ 一律に悪いことではない
ただ、野良猫へのエサやりが一律に悪いというわけではないと思います。
野良猫を捕獲して不妊手術をする活動を進めるには、エサを与えて野良猫を慣らし、猫の頭数や健康状態を把握しておくことも必要になります。
❖ 無責任なエサやりは問題
しかし、ただ「猫が可哀想だから」という理由で、不妊手術などを一切考えず、無責任にエサを与えるのであれば、それは問題です。
エサを与えるのであれば、可哀想な野良猫がこれ以上増えないようにすることが、エサを与える者の責任と心得るべきです。
❖ 猫の繁殖能力は非常に高い
「ネズミ算式に増える」という言葉がありますが、ネズミと同じく、猫の繁殖能力は非常に高いものです。
✅ エサを十分に貰った猫は1年に3回もの発情期を迎えます。
✅ 不妊手術をしなかった場合、1対のオス・メス2匹の野良猫が、1年後には10数頭にも増えるほどの繁殖能力があります。
❖ 無責任なエサやりが招いた悲しい結末
私の知人が経験した話ですが、知人の住んでいる地域で、無責任に野良猫にエサやりをする住人がいたそうです。
その住人は、エサやりによって野良猫の繁殖を手助けする結果になり、10頭近くまで野良猫が増えました。
結局、野良猫の存在を迷惑に感じた別の住人が保健所に通報し、母猫・子猫とも全て捕獲され、全頭が保健所に連れて行かれて殺処分されるという結末を迎えています。
❖ 無責任な行動が不幸を生む
「野良猫が可哀想だから」という気持ちは良く分かります。
しかし、無責任なエサやりをすると、「猫を助けたい」という思いとは裏腹に、可哀想な猫をさらに増やしてしまうことにもなりかねません。
❖ 行政やボランティアと連携を
市町村によっては、野良猫の不妊・去勢手術助成制度を設けているところもあります。
また、野良猫に関わるボランティア団体の協力も得られます。
野良猫にエサを与えるのであれば、市町村やボランティア団体との連携が不可欠といえます。人間の責任を自覚する必要があります。