小児専門作業療法士をしているつー先生と申します。
ここでは、事例を基にどんなことをしたのかを記載していきます。
わたしは、小児専門作業療法士となり、発達障がい、脳性麻痺児延べ2000人を超える子どもたちの療育に携わりました。
その経験を活かし、どのようにすれば落ち着いて過ごすことができるのか、手先が不器用なのをどう改善していけばいいのかのアドバイス等をしています。
ちょっとでも気になる事があれば、簡単なアドバイスであれば、メッセージからさせていただくのでお気軽にご連絡いただければと思います!
今回は「2歳になるんですけど、スプーン、フォークを使おうとしないんです。」という相談。
正常発達の子ではだいたい1歳を越えるころから大人が使い道具に興味を持ち、スプーン、フォークを握ってぎこちないながらも使っていきます。
しかしこの子の場合は、道具に興味を持たない、使おうとしない。ままごとをするのは好きだけど、道具は使わず、野菜のおもちゃを半分にちぎり、なめるを繰り返していました。
そこでわたしがしたことは、『目の前で野菜を包丁で切る』ことをしました。
何度も何度もひたすら切り続ける。3分も切り続ければ、その子も同じようにナイフを持ち、切ろうとする。
最初は切れ目にナイフを合わせることも難しいため、ちょっと手伝ってあげ、『できた。』という成功体験を入れてあげる。
その後何度か手伝ったのち、一人でしてもらうと一人でもできるようになる。
出来るようになれば楽しくなり、その後20分間はひたすら切り続ける。
その間ナイフを離すことはない。
つまり、道具を使うことが出来ているということ。
ここで大切になるのが、遊びの中で道具を持ち続けるということ。
まずそれが出来なければ、スプーン、フォークを使うことは難しい。
この子は、野菜のおもちゃを半分にちぎり、なめるを繰り返すというまだ感覚遊びの段階。
そこを目の前で野菜を切ることを見せ、どうやって遊べばいいのかモデルも見せてあげることで大人のマネをし、感覚遊びから象徴遊び(つもり・みたて遊び)に引き上げてあげることが必要となります。
このあとお皿に並べたり、お母さんに盛り付けた野菜たちを渡したりとちょっとしたごっこ遊びをしました。
この子の今後もお母さんに聞いていこうと思います。
同じように発達で気になる子がいましたら何でも相談していただけたらと思います!