皆さんこんにちは。
9月16日、水曜日の相場です。
まずは昨日のマーケットから振り返っていきます。
米国株は下落しました。
S&P500、NASDAQともに軟調な展開となり、背景には引き続き**原油高・米金利上昇・FOMCへの警戒感**があります。
実際、米10年債利回りは5%を超える場面があり、原油価格も中東情勢の悪化を背景に高値圏で推移しています。9月15日の米国市場ではS&P500が0.45%安、NASDAQが0.78%安となりました。
原油高が再び「ドル高」の材料に
今週前半の特徴は、やはり原油です。
中東情勢の緊迫化によって原油価格が上昇。
原油価格が上がれば、エネルギー価格を通じてインフレ圧力が強まりやすくなります。
すると、
**原油高
↓
インフレ懸念
↓
米金利上昇
↓
ドル買い**
という流れが生まれます。
今回もこの構図が意識され、ドル円は再び155円台を回復。ユーロドルも1.15台前半までドル高が進みました。
さらに現在は、サウジアラビアの東西パイプライン停止も原油市場の大きなリスク要因です。
このパイプラインは中東の原油供給にとって重要なルートであり、再稼働までの期間によっては原油価格が再び大きく動く可能性があります。
今夜最大のイベントはFOMC
そして、本日の最大イベントがFOMCです。
日本時間では、
**9月17日 午前3時:FOMC結果発表
午前3時30分:ケビン・ウォーシュFRB議長会見**
が予定されています。
現在、市場は25bpの利上げを約90%織り込んでいます。
つまり、単純に0.25%利上げとなっただけでは、大きなサプライズにはなりにくい状況です。
むしろ重要なのは**その先**です。
今回の利上げ後、FRBがさらに利上げを続けるのか。
特に市場が注目するのが、
**「12月にもう一度利上げする可能性があるのか」**
という点でしょう。
今回の会合では経済見通しも公表されるため、政策金利見通しとウォーシュ議長の発言から、今後の利上げペースを探ることになります。
ドル円は155円を再び突破
ドル円を見てみます。
昨日はドル高が進み、重要だった155円を再び回復しました。
155円付近は、これまでドル円が下落する過程で意識されていた重要な価格帯です。
そのため、この水準を上抜けたことで売りポジションのストップロスも巻き込み、上昇が加速した可能性があります。
7月末の円買い介入局面前には、ドル円は163.99円近辺まで上昇していました。そこから一気に円高方向へ動いた経緯があります。
直近では152円台後半まで下落したあと、再び155円台を回復。
ここまで戻してくると、
「再び160円方向へ戻るのではないか」
という見方も当然増えてきます。
ただし、ここからは単純にドル高だけを見ておけばいい相場でもありません。
週末には日銀金融政策決定会合
FOMCの次に待っているのが日銀です。
日銀金融政策決定会合は9月17日・18日に開催され、結果は18日に公表予定。上田総裁の記者会見は15時30分から予定されています。
市場では25bpの追加利上げ観測が強まっており、利上げ確率は約80%まで織り込まれています。
つまり今週は、
**米国が利上げ方向
日本も利上げ方向**
という、かなり特殊な金融政策イベント週間です。
ドル円にとって重要なのは、単純に「どちらが利上げするか」ではありません。
今後どちらの中央銀行の利上げペースが速くなるのか。
ここが為替市場の次のテーマになってくるでしょう。
152円台後半は「今年後半の安値」なのか
私が9月後半から10月にかけて最も注目しているのは、
**152円台後半を再び割るのかどうか**
です。
現在のドル円は155円台まで戻していますが、これだけで円安トレンド再開と決めつけるのは少し早いと考えています。
むしろ、
**152円台後半
→155円台回復
→FOMC
→日銀会合**
という流れの中で、本当の方向性が決まってくる可能性があります。
個人的には、まだもう一段円高方向へ動く場面があると見ています。
そのため155円台、さらに156円台・157円台まで上昇する場面があったとしても、中期的には売り目線を維持して相場を見ていく予定です。
もちろんFOMCや日銀会合によって前提そのものが変われば、その時点で判断を修正します。
今はドル円だけを見ない
そして今の相場で非常に重要なのが、ドル円だけを見ないことです。
特に注目したいのが、
**原油価格
米10年債利回り
ドル指数
サウジアラビアの原油供給
中東情勢**
です。
現在のドル高は、単純な米国経済の強さだけではなく、原油高によるインフレ再燃懸念と米金利上昇が強く影響しています。
逆に言えば、原油価格が急落すれば、米金利とドルの上昇が一気に巻き戻される可能性もあります。
9月16日時点ではWTI原油が104ドル台、Brent原油が107ドル台で推移しており、依然として非常に高い水準です。
今週は、
**FOMC → ウォーシュ議長会見 → 日銀金融政策決定会合 → 上田総裁会見**
と重要イベントが続きます。
そして来週は日本市場が祝日を挟むため、流動性が低下する時間帯の急変にも注意しておきたいところです。
ドル円155円回復だけを見て「再び160円」と決めつけるのか。
それとも152円台後半をもう一度試すのか。
9月後半の方向性を決める、非常に重要な数日間になりそうです。
それでは本日も頑張っていきましょう。