ドル円157円でもみ合い 原油急騰でもなぜかドルは底堅い【9月30日相場解説】

ドル円157円でもみ合い 原油急騰でもなぜかドルは底堅い【9月30日相場解説】

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マネー・副業
皆さんこんにちは。

9月30日(水)の相場分析です。

昨日の米国市場は小幅に下落しました。

S&P500は12.85ポイント安、NASDAQ総合指数は22.84ポイント安となっています。米国債利回りが高水準を維持したことが株式市場の重しとなりました。

今回、特に注目したいのが、

**「原油が大きく下がったのに、ドルがあまり下がっていない」**

という点です。

サウジのパイプライン再開で原油価格が急落


昨日は、サウジアラビアの東西パイプラインの稼働回復や紅海側のヤンブー港からの原油積み出し再開を受け、中東からの供給回復期待が強まりました。

これによってWTI原油は大きく下落し、終値は1バレル89.38ドルと90ドルを割り込んでいます。

通常であれば、原油価格の大幅下落によってインフレ懸念が後退し、米金利低下からドル売りにつながる展開も考えられます。

ところが今回は、米長期金利がなかなか下がりません。

結果として、

**原油安 → ドル安**

という流れにはならず、為替市場では依然としてドル買いの強さが残っています。

ここは非常に重要なポイントだと考えています。

米経済指標は弱い、それでもドル売りは限定的


昨日発表された米9月消費者信頼感指数は81.9まで低下し、2014年以来の低水準となりました。

さらに、8月JOLTS求人件数も707.9万件となり、市場予想の722.5万件を下回っています。

つまり、経済指標だけを見ると米景気の減速を意識させる内容です。

それにもかかわらずドル売りは限定的。

現在のドル相場は、単純に一つの経済指標だけを見て判断するのが難しくなっています。

**景気指標の弱さよりも、米金利の高さがドルを支えている。**

今の相場を考えるうえでは、この構図を意識しておきたいところです。

ドル円は157円台で方向感なし


ドル円は現在157円台を中心に方向感の出にくい値動きとなっています。

直近の為替市場を大きく分類すると、

**円高・ドル高・ユーロ安**

という流れです。

円も買われている。

しかし、それ以上にドルも強い。

そのためドル円では方向が出にくく、一方でドル円以外のクロス円では下落しやすい状況になっています。

実際、ユーロドルは1.13ドル台前半まで下落しており、ドルの強さが目立っています。9月29日時点ではユーロドルが1.1312付近、ドル円が157.30付近で推移していました。

ドル円は介入後も再び高値圏へ


ドル円を少し長い目線で振り返ってみます。

7月末には日米による円買い介入が行われ、その後ドル円は大きく下落しました。日米両国はその後も、急激な円安や過度な為替変動に対して連携する姿勢を示しています。

その後、一時は152円台まで円高が進みましたが、そこから反転。

再び159円台まで上昇する場面もありました。

最近は日本の通貨当局から円安をけん制する発言も相次いでいるため、157~159円付近では介入警戒感も強まりやすくなっています。

ただし、現在の米金利水準を考えると、

**口先介入だけでドル円を継続的に大きく押し下げるのは簡単ではない**

と見ています。

だからこそ、今後は実際の金融政策と米経済指標がより重要になってきます。

本日はPCEデフレーターとADP雇用統計


そして本日は重要指標が続きます。

9月ADP雇用統計に加え、8月のPCE価格指数が発表予定です。BEAの発表スケジュールでも、8月分のPersonal Income and Outlaysは9月30日予定となっています。

今後はさらに米雇用統計やCPIなども控えています。

これらを確認しながら、

**FRBが10月会合で追加利上げに動くのか**

が最大の焦点の一つになりそうです。

また日本側では、日銀が今後さらに利上げを進めるのかについても注目です。

ドル円は最終的に、

**「FRBがどこまで利上げするのか」**

そして、

**「日銀がどこまで金融政策を正常化するのか」**

この金利差を巡る綱引きが大きな方向性を決めると考えています。

本日のドル円戦略


本日のドル円は、米重要指標を受けて一時的に大きく動く可能性があります。

ただ、現状は円もドルも買われており、157円台では方向感が非常に出にくい環境です。

無理に短期の方向を決めつけるよりも、重要指標後の米金利とドルの反応を確認したいところです。

個人的には、現在の水準からさらに大きく上昇する場面があれば、

**中期目線では売りを検討したい**

と考えています。

特に重要なのは、単純に「ドル円が上がったから買う」のではなく、

**米金利が上昇しているのか**
**ドルそのものが強いのか**
**円が弱くなっているのか**

この3つを分けて見ることです。

現在は「円安だからドル円が上がる」という単純な相場ではありません。

円とドルが同時に強くなっているからこそ、ドル円が157円台でもみ合っている。

この力関係を意識しながら、本日の相場を見ていきたいと思います。

それでは本日も頑張っていきましょう。
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