9月29日のドル円相場|円安はピークアウト?原油高と米利上げが握る次の方向【9月29日相場解説】

9月29日のドル円相場|円安はピークアウト?原油高と米利上げが握る次の方向【9月29日相場解説】

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マネー・副業


こんにちは。

9月29日火曜日、本日の相場を考える前に、まずは昨日のマーケットから振り返っていきます。

昨日の米国株は下落。

S&P500は59ポイント安、NASDAQは248ポイント安となりました。

為替市場については大きな方向感が出にくい一日でしたが、現在の相場を見るうえで重要になっているのが、

**「原油価格」**
**「米国の利上げ観測」**
**「円安に対する日米当局の姿勢」**

この3つです。

原油価格が再びドル相場を動かしている


トランプ大統領がイラン側の停戦案を拒否したとの報道を受け、WTI原油は一時96ドル台まで上昇する場面がありました。

その後は93ドル台まで戻していますが、依然として高い水準です。

原油価格が上昇すると、米国ではインフレ再加速への警戒が強まります。

インフレが強くなれば、

原油高  
↓  
インフレ懸念  
↓  
米金利上昇  
↓  
ドル高

という流れになりやすくなります。

現在のドル相場を見るうえで、原油価格はかなり重要な材料になってきました。

逆に言えば、中東情勢が改善し原油価格が急落するような展開になれば、米国の利上げ観測が後退し、ドル高も一服する可能性があります。

年末までの為替相場を考えるうえで、原油価格は無視できません。

## 円安ではなく「ドル高」の相場へ

ここ最近の為替市場を見ていると、少し重要な変化が起きています。

それは、

**単純な円安相場ではなく、ドル高相場になっている**

ということです。

ドル円だけを見ると円安が続いているようにも見えますが、ドル円以外のクロス円では、すでに円安の勢いが弱くなってきています。

個人的には、クロス円については円安がピークアウトしつつあると考えています。

その一方でドル円については、米国の金利上昇とドル高が下支えしているため、ほかのクロス円よりも下落しにくい状況です。

つまり現在は、

「円が弱いからドル円が上がっている」

というよりも、

**「ドルそのものが強いためドル円が下がりにくい」**

という見方のほうが分かりやすいと思います。

日米首脳レベルで円安問題を共有


先週の日米首脳会談では、円の過小評価について認識が共有されたと伝えられています。

これまでは財務大臣レベルで議論されることが多かったテーマですが、それが首脳レベルにまで引き上げられたことは注目材料です。

また、日本側からも円安をけん制する発言が続いています。

先週末から今週にかけて政府関係者の発言を受け、ドル円が156円台まで下落する場面もありました。

ただし、現状では口先介入だけで継続的な円高を作ることは簡単ではありません。

市場が本格的に円買いへ動くためには、

**「発言ではなく実際の政策」**

が必要になってくる可能性があります。

日銀は連続利上げに踏み切るのか


市場では日銀の次回利上げ時期として12月を意識する動きがあります。

仮に10月にも連続利上げするような展開になれば、為替市場へのインパクトはかなり大きくなるでしょう。

ただ、現時点では連続利上げのハードルは高いと考えています。

もし10月利上げの可能性が高まるのであれば、日銀会合直前に突然決まるというよりも、その前から市場に織り込ませるような発言が増えてくるはずです。

そのため、10月中旬から後半にかけては、

日銀関係者の発言  
政府関係者の発言  
報道機関による観測記事

などに注意したいところです。

市場が「据え置き」を織り込むのか、それとも「利上げ」を織り込むのか。

ここがドル円の大きな分岐点になりそうです。

一方のFRBは利上げ方向へ


日本とは対照的に、米国では利上げ観測が強まっています。

9月から利上げサイクルに入ったとの見方が強く、年内にさらに利上げが行われる可能性も意識されています。

ここでも重要になるのが、やはり原油価格です。

原油が高止まりすればインフレ圧力が残り、FRBが金融引き締めを続けやすくなります。

反対に、中東情勢が落ち着き原油価格が急落すれば、インフレ懸念が弱まり、利上げ期待も後退する可能性があります。

つまり現在のドル円は、

**日銀だけ見ていても分からない相場**

になっています。

ドル円は日足でまだ下落トレンド


テクニカル面では、ドル円は日足の50日移動平均線、200日移動平均線を下回っており、中期的にはまだ下落トレンドが続いていると考えています。

昨日は一時的に上昇する場面もありましたが、157円台前半では上値が重く、結果として前日とほぼ変わらない水準まで戻りました。

そのため、現在の基本戦略については変更ありません。

私は引き続き、

**ドル円は中期的に戻り売り**

という考え方で見ています。

ただし短期的にはドル高が非常に強いため、単純に「円高になるはず」と考えて売るのではなく、

・米国金利  
・WTI原油  
・中東情勢  
・FRBの利上げ観測  
・日銀関係者の発言

このあたりを確認しながら判断することが重要です。

今後の最大のポイントは「原油」


今の為替市場をかなりシンプルに見るなら、

**原油高 → インフレ懸念 → 米金利上昇 → ドル高**

という流れです。

逆に、

**原油安 → インフレ懸念後退 → 米金利低下 → ドル安**

となる可能性があります。

ドル円だけを追いかけていると見えにくいですが、現在は中東情勢と原油価格が米国の金融政策を通じて為替市場につながっています。

特に、中東で停戦や緊張緩和につながるニュースが出てくれば、原油市場が大きく動く可能性があります。

年末に向けて相場の流れを変える材料になるかもしれません。

まとめ


現在のドル円は非常に面白い局面に入っています。

円安そのものは徐々にピークアウトしている可能性があります。

しかし米国の利上げ観測とドル高が強いため、ドル円だけは簡単には下落しません。

今後は、

**「円がどうなるか」だけではなく、「ドルがどうなるか」**

を見ることが非常に重要です。

そして、そのドルを動かす大きな材料が原油価格です。

個人的にはドル円の中期的な戻り売り目線を維持しながら、原油、中東情勢、米金利、そして日銀の動きを慎重に確認していきたいと考えています。

短期的な値動きだけに振り回されず、

**「なぜドルが買われているのか」**

を考えながら相場を見ると、現在のドル円の動きがかなり理解しやすくなると思います。

それでは、本日も無理をせず相場と向き合っていきましょう。


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