皆さんこんにちは。
9月24日木曜日、本日も昨日の相場を振り返りながら、ドル円を中心に今後のポイントを整理していきたいと思います。
昨日の米国株式市場は下落。
S&P500は58ポイント安、NASDAQは308ポイント安となりました。
一方、為替市場ではドル高が継続しています。
9月16日のFOMC以降、ドル買いの流れがかなり強くなっており、ドル円は158円40銭付近まで上昇。
ユーロドルについても1.1370付近まで下落しており、為替市場全体でドルの強さが目立つ展開となっています。
さらにWTI原油は92ドル台へ上昇。
米10年債利回りも5.1%台まで上昇しており、再び米国の金利上昇がドル高を後押しする形となっています。
ドル円は「158円台」が非常に重要
現在のドル円で最も注目したいのが158円台です。
7月末の円買い介入後の戻り高値付近に加えて、日足200日移動平均線も158円台半ば付近に位置しています。
つまり現在のドル円は、
**複数の重要な抵抗帯が158円台に集中している状態**
と見ることができます。
ここを明確に上抜けて159円台へ入ってくるようであれば、チャート上ではもう一段の上昇余地が生まれる一方、日本政府・財務省による為替介入への警戒感も一気に強くなってくる可能性があります。
特にドル円は、単純なテクニカルだけでは判断しにくい価格帯へ近づいてきました。
上昇しているから買う。
高くなったから売る。
こうした単純な判断が非常に危険になってくる局面です。
なぜここまでドルが強いのか
今回のドル高には、米国の金融政策が大きく関係しています。
ジャクソンホール以降、FRBの金融引き締め姿勢が意識され始め、その後のFOMCを通過してドル高がさらに加速しました。
原油価格の上昇によるインフレ懸念に加えて、AI関連を中心とした大規模投資もあり、米国の物価上昇圧力が簡単には収まらないのではないかという見方が出ています。
そのため市場では、
**「FRBはまだ利上げを続けるのではないか」**
という見方が強まりつつあります。
米金利が上昇すればドルが買われやすくなります。
現在のドル円上昇は単純な円売りだけではなく、かなり強いドル買いによって作られている相場だと考えています。
ドル円の戻り売りは一旦停止
私は154円台からドル円の戻り売りをしていました。
ただ、今回については完全に想定以上のドル高となりました。
155円を超えて以降は追加でポジションを増やさず、そのまま様子を見ています。
当初は、
「どこかでドル円が頭打ちになれば追加で売る」
という考えでした。
しかし現在まで、明確な上値の重さが出ていません。
こういう相場で一番危険なのが、
**上がるたびに売りポジションを増やしてしまうことです。**
「さすがに上がりすぎ」
「そろそろ落ちるはず」
と考えてナンピンを続けてしまうと、トレンドがさらに伸びた場合、一気に含み損が膨らみます。
そのため現在は追加で売らず、ドル高の勢いが弱くなるのを待っています。
売るなら「高いから」ではなく「止まったことを確認してから」
今後ドル円を売るとしても、単純に158円だから売る、159円だから売るという考え方ではありません。
例えば日足で長い上ヒゲが出てくる。
高値を更新できなくなる。
米金利が低下し始める。
ドル買いの勢いが明らかに弱くなる。
こうした**「上昇が止まった証拠」**を確認してからでも遅くないと考えています。
トレードでは天井をピンポイントで当てる必要はありません。
むしろ天井を当てようとすると、上昇トレンドの途中から何度も売ってしまうことになります。
現在のような強いドル高局面では、
**天井を予想するより、天井を確認する。**
こちらの考え方のほうが重要です。
159円台では為替介入にも注意
もし158円台に集中している抵抗帯をすべて突破し、159円台へ上昇していく場合は、為替介入への警戒も必要になってきます。
今年は円安が急速に進んだ場面で実際に為替介入が行われています。
ただし、介入については価格だけを見ればいいわけではありません。
円安のスピードや値動きの荒さ、政府関係者の発言、米国側との連携など、さまざまな要素があります。
そのため、
「159円になったから介入」
「160円になったから必ず介入」
というように決めつけるのは危険です。
ただ、159円台以降については市場参加者も介入を強く意識し始める可能性がありますので、急激な値動きには十分注意しておきたいところです。
本日は米中首脳会談にも注目
本日は米中首脳会談が予定されています。
米中関係だけでなく、中東情勢やウクライナ情勢など、地政学的な材料についてもマーケットが反応する可能性があります。
特に現在は、
**原油高 → インフレ懸念 → 米金利上昇 → ドル高**
という流れがドル円上昇の大きな材料になっています。
仮に地政学リスクが後退して原油価格が下落するようであれば、この流れが変化する可能性もあります。
反対に原油価格がさらに上昇すれば、インフレ懸念から米金利が上昇し、ドル高が続く可能性があります。
今はドル円だけを見るのではなく、
**米10年債利回りと原油価格をセットで見ることが非常に重要な相場**
だと思います。
本日のドル円戦略
現時点ではドル高の勢いがかなり強いため、私は無理にポジションを増やす予定はありません。
特に158円台は重要なテクニカルポイントが集中しているため、ここでどのようなローソク足が形成されるのかを確認したいところです。
158円台を明確に突破して159円台へ進むのか。
それとも158円台で上値を抑えられて反落するのか。
ここが今後のドル円を考えるうえで大きな分岐点になりそうです。
相場で重要なのは、
**自分の予想に相場を合わせるのではなく、相場の変化に自分を合わせること。**
戻り売りを考えていたとしても、ドル高が続いている間は無理に売り増す必要はありません。
流れが変わるまで待つことも立派なトレードです。
現在は「売る場所を探す」というより、
**「ドル高が終わったサインを探す」**
という目線で相場を見ていきたいと思います。
それでは本日も焦らず、無理なトレードを避けながら頑張っていきましょう。