ドル高が止まらない。ドル円159円台へ――160円接近で為替介入はあるのか?【9月25日相場解説】

ドル高が止まらない。ドル円159円台へ――160円接近で為替介入はあるのか?【9月25日相場解説】

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マネー・副業


皆さんこんにちは。

9月25日金曜日、まずは昨日のマーケットから振り返っていきます。

昨日の米国株はまちまちの展開となりました。

一方、為替市場では明確に**ドル高**が進行しています。

今回の相場で重要なのは、単純な「円安」ではありません。

ドル円は大きく上昇していますが、その他のクロス円はそれほど強くありません。

つまり現在起きているのは、

**円が売られている相場というより、世界的にドルが買われている相場**

と考えたほうが分かりやすい状況です。

原油上昇と金利上昇がドルを押し上げる


市場では中東情勢への警戒から原油価格が急上昇し、WTI原油は一時96ドル台まで上昇しました。

原油高はインフレ再加速への警戒につながります。

そこへFRB当局者によるタカ派的な発言が相次ぎ、市場では追加利上げへの警戒感が再び高まっています。

米10年債利回りも5.2%台まで上昇。

金利が上昇すれば、基本的にはより高い金利を求める資金がドルへ向かいやすくなります。

現在のドル高は、

**原油高**
**インフレ警戒**
**FRB追加利上げ観測**
**米国債利回り上昇**

という複数の材料が同時にドルを押し上げている状況です。

ドル円は158円台の壁を突破


ドル円は一時159円台まで上昇。

これまで158円台には複数のレジスタンスが存在していましたが、それをまとめて上抜ける非常に強い動きとなりました。

チャートを見ると、緩やかな上昇というより、

**ほぼ一直線にドルが買われている**

という印象です。

さらに重要なのが、158円台のレジスタンス突破によって、これまでドル円の上昇を売りで狙っていた短期筋のポジションが苦しくなっている可能性です。

ドル売り・円買いポジションの損切りが発生すると、それ自体が新たなドル買いになります。

つまり、

ドル上昇  
↓  
売りポジションの損切り  
↓  
さらにドル上昇

という踏み上げ相場が発生しやすくなります。

現在のドル円の勢いが強い理由の一つです。

「円安」ではなく「ドル独歩高」を意識


ここは非常に重要です。

ドル円だけを見ると、

「円が弱すぎる」

と考えたくなります。

しかし、クロス円を見るとドル円ほど強く上昇しているわけではありません。

つまり現在の主役は円ではなく、

**ドルです。**

この違いを理解していないと相場を見誤ります。

ドル円が上がっているからといって、すべての円クロスを買えばよい相場ではありません。

今の市場では、

**ドル円**

そして、

**ユーロドルなどのドルストレート**

を中心に見たほうが、資金の流れを把握しやすいでしょう。

日銀の利上げペースではFRBに追いつけない


ドル円を押し上げているもう一つの理由が、日米の金融政策の差です。

FRBが追加利上げを示唆する一方、日本銀行の利上げペースは依然として慎重です。

仮にFRBが年内にさらに利上げを行うのであれば、日米金利差が簡単には縮まりません。

ドル円を中長期的に考えるうえでは、

「日本銀行が利上げするか」

だけを見るのでは不十分です。

それ以上に、

**FRBがどこまで金利を引き上げ、どれだけ長く高金利を維持するのか**

を見る必要があります。

日銀が利上げしても、FRBの引き締め速度がそれを上回れば、金利差は思ったほど縮小しません。

これが現在のドル円の難しいところです。

160円が見えてきたドル円


ドル円が159円台へ到達したことで、市場参加者が強く意識し始めるのが、

**160円**

という心理的節目です。

160円は単なる数字ではありません。

市場参加者が意識しやすく、オプションや利益確定、逆張り注文などが集まりやすい価格帯でもあります。

さらに160円へ接近すれば、日本政府・財務省による為替介入への警戒も強くなるでしょう。

ただし、

「160円になったら必ず介入する」

というものではありません。

当局が重視しているのは価格そのものだけではなく、

**上昇スピード**

です。

短期間で1円、2円と急激に上昇する場合は、介入警戒度が一気に高まります。

レートチェック後も上昇が続く


特に気になるのが、当局によるレートチェックが意識された水準を、その後短期間で再び上抜けていることです。

本来であれば、レートチェックそのものが市場への警告になります。

それにもかかわらずドル円が高値を更新しているのであれば、それだけ現在のドル買い圧力が強いということになります。

市場が当局の牽制よりも、

**米国金利上昇とドル買いを優先している**

ということです。

ここから160円方向へさらに急騰する場合、実弾介入への警戒感は徐々に高まっていくでしょう。

為替介入は「価格」より「速度」に注意


為替介入を考える際、

「160円になったら介入」

「161円なら介入」

というように、特定の価格だけで予想するのは危険です。

むしろ注目したいのは、

**1日でどれくらい動いているのか**

です。

例えば数週間かけてゆっくり160円へ上昇する相場と、1〜2日で3円上昇して160円へ到達する相場では、当局の対応も変わってくる可能性があります。

トレーダーとしてはドル円の価格だけではなく、

**値動きの速度**

をセットで見る必要があります。

世界的な金利上昇にも注意


もう一つ気になるのが世界的な長期金利上昇です。

現在はAI関連などを中心に巨額の設備投資・資金調達需要が発生しています。

一方で国債利回りも上昇しています。

資金需要が強い状態で金利上昇が続けば、どこかの企業や金融市場で資金調達が難しくなる可能性があります。

今は株式市場が比較的落ち着いていても、

**金利上昇がどこかで金融市場の弱点を突く可能性**

については警戒しておきたいところです。

ドル高だけではなく、債券市場の動きも今後ますます重要になります。

本日の注目ポイント


本日は週末です。

個人的には次のポイントを注目しています。

・ドル円が159円台を維持できるか

・160円方向への動きが加速するか

・米10年債利回りがさらに上昇するか

・ドル高がユーロドルなどにも波及するか

・当局から円安牽制発言が出るか

・IMMポジションで投機筋の円ポジションがどう変化しているか

特に注目したいのは**週足の終値**です。

一時的に159円へ上昇するだけなのか。

それとも159円付近を維持したまま週を終えるのか。

ここには大きな違いがあります。

今の相場で一番重要なのは「ドルを見ること」


現在の為替相場を一言で表すなら、

**円安相場ではなくドル高相場**

です。

そのためドル円だけを見るのではなく、

米国債利回り  
FRBの発言  
追加利上げ観測  
原油価格  
ユーロドル

これらをセットで見ることが非常に重要になります。

ドル円が159円台まで上昇してくると、どうしても

「160円を突破するのか」

「為替介入が来るのか」

という価格だけに目が向きます。

しかし、本当に見るべきなのはその背景です。

**なぜドルが買われているのか。**

ここを理解していれば、仮にドル円が突然下落したとしても、それがトレンド転換なのか、一時的な介入警戒による下落なのかを判断しやすくなります。

160円が近づいてきたからこそ、価格だけを追いかけるのではなく、

**金利・ドル・政策・ポジション**

この4つを同時に確認していきたいところです。

本日もドル高がどこまで続くのか。

そして160円を前に日本当局がどのような動きを見せるのか。

非常に重要な一日になりそうです。
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