皆さんこんにちは。
9月23日(水)の相場について、昨日の動きを振り返りながら、今後のドル円・原油・中東情勢について見ていきたいと思います。
今回の相場で特に注目したいのが、
**「原油価格の下落」と「ドルの動き」**
です。
昨日は中東情勢を巡って複数の材料が出たことで、原油とドルが一時大きく下落しました。
しかし、その後はドルが買い戻される展開となっており、依然として方向感をつかみにくい状況が続いています。
米国株はまちまち、ドルは底堅い展開
昨日の米国株はまちまちの展開となりました。
ニューヨークダウは185ドル安、S&P500はほぼ横ばい、NASDAQは122ポイント高となっています。
為替市場では、一時ドルが大きく売られる場面があったものの、その後は買い戻され、全体としてはドルが底堅く推移しました。
ドルインデックスは100.5ポイント付近。
米長期金利は4.96%付近まで低下しています。
通常であれば金利低下はドル売り材料になりやすいのですが、それでもドルが大きく崩れていない点には注意が必要です。
原油価格を急落させた2つの材料
昨日の相場で最も大きなポイントだったのが、中東情勢です。
特に原油市場にとってプラス材料となるニュースが2つ出ました。
まず1つ目が、
**サウジアラビアの東西パイプラインの一部再開。**
原油供給への不安が若干後退したことで、原油価格に売り圧力がかかりました。
そして2つ目が、
**イラン側からホルムズ海峡再開の可能性について言及があったこと。**
イラン側は、米国が軍事的圧力を弱め、封鎖を解除するのであれば、7日以内にホルムズ海峡を再開することが可能だという趣旨の発言をしています。
これによって中東情勢への警戒感が一時後退。
WTI原油は90ドルを割り込み、89ドル台まで下落しました。
原油価格の下落とともに、ドルも一時大きく売られる展開となりました。
ただしイランとの合意期待は後退
一方で、すんなり中東情勢が落ち着くとは限りません。
トランプ大統領はイランとの合意について、中間選挙後を示唆する発言をしており、市場で高まっていた早期合意への期待は後退しました。
その結果、一度売られたドルは再び買い戻されています。
つまり現在の相場は、
**中東情勢改善期待 → 原油下落 → ドル売り**
という流れと、
**交渉長期化懸念 → リスク警戒 → ドル買い戻し**
という2つの材料がぶつかっている状態です。
そのため、ニュース一本でドルや原油が急激に動きやすい地合いになっています。
ドル円は157円台半ばで終了
続いてドル円です。
昨日のドル円は上下に大きく振れる場面がありましたが、最終的には157円台半ば付近で引けています。
前日比ではほぼ変わらない水準です。
原油が90ドルを割れ、米長期金利も低下したにもかかわらず、ドル円が大きく下落しなかった点は非常に重要です。
現在は上値に158円台の重要なテクニカルポイントが控えています。
158.45付近、さらに158.80付近は、今後ドル円が上昇した場合に意識されやすい価格帯です。
ここを明確に抜けてくるのか。
それとも上値を抑えられて再び下方向へ動き始めるのか。
短期的には非常に重要な局面に入っています。
原油が下がればドルにも売り圧力か
個人的に今後かなり重要だと考えているのが、原油価格です。
昨日WTI原油は90ドルを割り込みました。
もし中東情勢が少しずつ落ち着き、原油価格がさらに下落していくのであれば、ドルにも売り圧力がかかってくる可能性があります。
逆に、中東情勢が再び悪化して原油が急騰するようであれば、ドルが再び強く買われる展開も考えておかなければなりません。
今はドル円だけを見るのではなく、
**「原油 → 米金利 → ドル → ドル円」**
という流れで相場を見ることが重要だと思います。
9月24日は米中首脳会談
そして明日9月24日には、米中首脳会談が予定されています。
今週は各国首脳が集まっており、表に出ている会談だけではなく、水面下でもさまざまな交渉が進んでいる可能性があります。
米中関係だけでなく、
・中東情勢
・ロシア・ウクライナ情勢
・原油供給問題
・各国間の経済交渉
こうした問題に今後何らかの変化が出てくる可能性があります。
今週出てきたニュースが、来週以降の相場の大きな流れにつながる可能性もあるため、引き続き注意して見ていきたいところです。
IMMポジションにも注目
週末には投機筋のIMMポジションも発表されます。
為替相場ではニュースやチャートだけでなく、
**「投機筋がどちらにポジションを傾けているのか」**
を見ることも重要です。
直近ではドル円を含め、ポジションの偏りが大きく変化しているため、今週末のデータも確認していきたいと思います。
現在のトレード戦略
現在、私は中期的なドルの戻り売りを想定したポジションを作っています。
そのため原油価格やドルが下落してくれれば想定している方向になります。
ただ、実際のドルは簡単には崩れず、下値を切り上げるような底堅い動きが続いています。
現在のところ、やや苦戦しているというのが正直なところです。
ただし、相場は自分の予想通りに動くとは限りません。
重要なのは予想を当てることではなく、
**「何が起きたら自分のシナリオが変わるのか」**
を常に考えておくことです。
個人的には10月に入ってから、ドル相場の潮目に少し変化が出てくるのかどうかに注目しています。
まとめ
現在の為替市場では、中東情勢と原油価格がドルの方向を左右する大きな材料になっています。
特に注目したいのは、
**WTI原油が90ドルを明確に割り込み、さらに下落していくのかどうか。**
ここです。
中東情勢が落ち着き、原油価格が下落するのであれば、ドルにも売り圧力がかかりやすくなります。
一方、中東情勢が再び緊迫すれば、一気に流れが逆転する可能性があります。
さらに明日9月24日には米中首脳会談。
今週末にはIMMポジションも発表されます。
今の相場はチャートだけを追うより、
**「中東情勢」
「原油価格」
「米長期金利」
「ドルインデックス」
「ドル円」**
この5つをセットで追いかけることで、相場の流れがかなり見えやすくなってくると思います。
本日もニュースによる突発的な値動きには十分注意しながら、相場を見ていきたいと思います。