皆さんこんにちは。
9月8日火曜日、本日も為替相場を振り返っていきたいと思います。
昨日のニューヨーク市場は休場でしたが、為替市場ではかなり重要な動きが出ています。
その中心にあるのがドル円です。
今回、これまで強いサポートとして意識されていた155円を明確に下抜けました。
今朝には153円台後半まで下落しており、これまで続いてきた歴史的な円安相場が、大きな転換点を迎えている可能性があります。
## ドル円155円割れの意味は大きい
ドル円にとって155円は、これまで何度も下値を支えてきた重要な価格帯でした。
そのため今回の155円割れは、単純に「少し円高になった」という話ではありません。
市場参加者の心理そのものが変化し始めた可能性があります。
これまでのドル円では、
「下がったら買う」
という押し目買い戦略が非常に機能しやすい相場でした。
しかし、重要なサポートを割ったことで、今後は逆に、
「上がったら売る」
という戻り売りが意識されやすくなると見ています。
## 163円98銭が大きな天井になった可能性
7月にはドル円が163円98銭まで上昇しました。
しかし、その後は大きく円高方向へ動いています。
私は、この163円98銭付近が今回の歴史的な円安相場における大きなピークだった可能性があると考えています。
もちろん、ここから一直線に円高が進むわけではありません。
ドル円が155円、156円まで戻す局面も十分に考えられます。
ただし、以前とは状況が違います。
高値圏でドルを買った投資家や投機筋のポジションが残っている可能性があり、ドル円が戻れば、そのポジション整理による売りが出やすくなるからです。
つまり今後のドル円は、
**戻るたびに売りが出やすい相場**
へ変化していく可能性があります。
## 週末の終値に注目
私が現在、特に重要だと考えているのが週末の終値です。
もし今週末もドル円が155円を下回った状態で引ければ、下落トレンドへの転換をより強く意識してよいと考えています。
一時的に155円を割っただけなのか。
それとも本格的に円高トレンドへ移行したのか。
この判断をするうえで、週足の終値は非常に重要です。
## 今後はドル円戻り売りを中心に考える
現在の基本戦略としては、
**ドル円は戻り売り**
を中心に考えています。
ただし、すでに大きく下落した位置から追いかけて売るのは避けたいところです。
相場は必ず上下しながら動きます。
155円や156円付近まで戻す場面があれば、その際にどの程度売り圧力が出てくるのかを確認したいと考えています。
これまでのように「下がったら買う」のではなく、
「戻ったところを売る」
という視点への切り替えが重要になる相場です。
## 中期的にはドル安も意識
目先では円高が強くなっていますが、中期的にはドル安も狙っていきたいと考えています。
現在ドルを支えている大きな材料は、
原油高とFRBの追加利上げ観測です。
イラン情勢の悪化によって原油価格は高い水準にあり、インフレ再加速への警戒も残っています。
また、FRBの金融政策についても、年内の追加利上げ観測が残っています。
これらが現在のドルを支える材料になっています。
しかし逆に考えると、
この2つのどちらかが崩れれば、ドル安が進みやすくなるということでもあります。
中東情勢が落ち着き原油価格が下落する。
あるいは米国の経済指標が弱まり、利上げ観測が後退する。
こうした変化が出れば、ドル売りが一気に強まる可能性があります。
## ユーロドルは押し目買い
現在の投資戦略は、
**ドル円の戻り売り**
そして、
**ユーロドルの押し目買い**
この2つを中心に考えています。
どちらも方向性としてはドル安を狙う戦略です。
ただし、相場は一直線には動きません。
短期的にドルが買い戻される場面も当然あります。
だからこそ高値や安値を追いかけるのではなく、しっかりと戻りや押し目を待つことが重要です。
## 相場は「価格」より「心理」を見る
今回のドル円155円割れで最も注目したいのは、価格そのものではありません。
相場参加者の心理です。
相場というのは、参加者の心理が変わるとトレンドも変わります。
これまで、
「ドル円は下がれば買えばいい」
と思っていた人たちが、
「戻ったら売った方がいい」
と考え始める。
この変化が起きれば、相場の流れは大きく変わります。
今回の155円割れは、まさにその心理変化が始まる重要なポイントになる可能性があります。
今後は週末の終値、そして重要経済指標を確認しながら、ドル円の戻り売りとユーロドルの押し目買いを中心に相場を見ていきたいと思います。
無理に相場を追いかけず、チャンスが来るまで待つ。
これもトレードでは非常に重要です。
それでは本日も頑張っていきましょう。
※本記事は個人的な相場分析であり、特定の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。