ドル円160円突破|27兆円の為替介入でも円安が止まらない理由【8月31日相場解説】

ドル円160円突破|27兆円の為替介入でも円安が止まらない理由【8月31日相場解説】

記事
マネー・副業

こんにちは。

今回は、8月31日時点の為替相場について見ていきます。

先週末の相場では、ドル円が再び160円台へ上昇しました。

ここで注目したいのは、単純に「ドルが強い」「円が弱い」という話だけではありません。

日本は2026年に入ってから、すでに巨額の為替介入を実施しています。

それでもドル円は160円台まで戻ってきました。

これは今後のドル円を考えるうえで、かなり重要なポイントです。

ジャクソンホールをきっかけにドル高


先週末の為替市場では、ジャクソンホール会議でのFRB議長発言が材料となりました。

インフレが高止まりするのであれば、FRBにはまだ「やるべき仕事がある」という趣旨の発言があり、市場ではこれを追加利上げに前向きな発言と受け止めました。

その結果、米金利が上昇。

為替市場ではドル買いが強まりました。

ドル円は160円台へ上昇し、ユーロドルは1.15ドル後半まで下落しています。

ただし、FRBがすぐに利上げすると決まったわけではありません。

今後の米経済指標を見ながら判断していく姿勢だと考えられます。

そのため、今後は雇用統計やインフレ指標によって利上げ期待が大きく変化する可能性があります。

27兆円規模の介入でも円安は止まらない


一方、日本では大規模な円買い介入が行われています。

7月末から8月にかけて実施された為替介入は約15兆円規模。

さらに春に行われた介入を合わせると、2026年だけですでに約27兆円規模となっています。

かなり大きな金額です。

それでもドル円は再び160円台。

ここから分かるのは、現在の円安が単純な投機だけで起きているわけではないということです。

日米金利差や金融政策、海外への資金流出など、円安を生み出している構造的な要因が残っています。

為替介入は短期的に相場を大きく動かすことはできます。

しかし、大きなトレンドそのものを変えるには限界があります。

次に注目されるのは日銀


今後さらに円安が進めば、再び為替介入が意識されます。

ただ、すでに巨額の資金を投入している以上、いつまでも介入だけに頼るのは難しくなってきます。

そこで市場が注目するのが日銀です。

日銀は本来、賃金や物価を見ながら金融政策を判断します。

しかし、現在は円安そのものが輸入物価の上昇につながるため、為替を無視することが難しくなっています。

円安がさらに進めば、

「円安を止めるためにも利上げが必要ではないか」

という議論が強まりやすくなります。

つまり今後は、

**財務省による為替介入から、日銀の金融政策へ**

相場の注目が移っていく可能性があります。

それでもドル円をすぐ売るのは難しい


ここで注意したいのは、

「日銀が利上げするならドル円は下がる」

と単純に考えないことです。

米国でも利上げ観測が強まっているからです。

FRBも利上げ方向。

日銀も利上げ方向。

この状況では、どちらの中央銀行がより強い引き締め姿勢を見せるのかが重要になります。

ドル円が本格的に下落するためには、日銀の利上げだけではなく、

**米経済指標悪化
米利上げ観測後退
ドル安**

という流れが必要になる可能性があります。

逆に、米経済指標が強いままであれば、ドル円は160円台からさらに上値を試す展開も考えられます。

9月は相場が動きやすくなる可能性


8月後半は欧米勢の夏休みもあり、比較的値動きが小さい時間帯も多くありました。

しかし9月に入ると、市場参加者が徐々に戻ってきます。

さらに米国の重要経済指標やFOMCも控えています。

そのため、これまでよりも相場の値幅が大きくなりやすい局面です。

特に注目したいのは、

・米雇用統計
・米インフレ指標
・FRBの利上げ観測
・日銀の利上げ観測
・ドル円160円台での為替介入警戒

このあたりです。

今のドル円で一番重要なこと


個人的には、現在のドル円で最も重要なのは、

**「27兆円規模の介入を行っても160円へ戻ってきた」**

という事実だと考えています。

これは円安の力がそれだけ強いということでもあります。

今後は単純に、

「介入が来るから売る」

「160円だから売る」

という考え方だけでは危険です。

FRBと日銀。

アメリカと日本。

両国の金融政策を見ながら判断する必要があります。

9月相場では、これまで以上に経済指標や中央銀行の発言によってドル円が大きく動く可能性があります。

短期トレードでは、一方向に決めつけるよりも、

**その日の材料によってドルが買われているのか、円が買われているのか**

を確認しながら対応することが重要になりそうです。

今週も無理に予想するのではなく、相場が出してくる答えを見ながらトレードしていきたいところです。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す