ドル円159円台で完全膠着。今夜ジャクソンホールで相場は動くのか?【8月28日相場解説】

ドル円159円台で完全膠着。今夜ジャクソンホールで相場は動くのか?【8月28日相場解説】

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マネー・副業


皆さんこんにちは。

8月28日(金)の相場解説です。

まずは昨日のマーケットから振り返っていきます。

昨日の米国株は上昇。

S&P500は**55.29ポイント高(+0.72%)**、NASDAQ総合指数は**411.16ポイント高(+1.57%)**となりました。

特にNVIDIAを中心としたハイテク株が強く、米国株を押し上げる展開となっています。

一方、為替市場はかなり静かです。

ドル円は今週、**159円台前半を中心とした値動き**。

ユーロドルについても1.16台を中心に方向感の乏しい展開が続いています。

欧米勢の夏季休暇が重なる時期ということもあり、典型的な「夏枯れ相場」と言っていいでしょう。

重要イベントはいくつかありましたが、為替市場では大きなトレンドが発生していません。

今夜最大の注目はジャクソンホール


そんな膠着した相場を動かす可能性があるのが、今夜のジャクソンホールです。

米ワイオミング州で開催されているジャクソンホール経済シンポジウムで、**FRBのケビン・ウォーシュ議長**が講演する予定となっています。

現在の米国ではインフレが依然としてFRBの目標を上回っており、今後の金融政策をどう考えているのか市場の注目が集まっています。

特に、

「インフレをどこまで警戒しているのか」

「追加利上げをどこまで視野に入れているのか」

このあたりの発言によっては、ドルが大きく動く可能性があります。

今週ほとんど動かなかった分、発言をきっかけに一気にボラティリティが上がる可能性には注意したいところです。

日本では「日銀版コアCPI」に注目


そして日本側で注目したいのが、日銀が公表している基調的な物価を見るための指標です。

日銀では、通常の消費者物価指数から、

・エネルギー価格対策
・教育無償化
・旅行支援策
・その他の制度的な影響

などを取り除いた独自の物価指標を算出しています。

7月については、こうした制度要因を除いた指標の一つが**前年比+2.3%**となっています。

ここは非常に重要です。

一般的に報道される総務省のコアCPIだけを見ていると、政府の補助金などによって物価が実態以上に低く見えることがあります。

そのため、日銀の金融政策を考える場合には、単純なCPIだけではなく、こうした**基調的な物価指標**を見る必要があります。

それでも9月利上げ観測は強い


物価だけを見ると、日銀が猛烈なスピードで利上げしなければならない状況とは言い切れません。

しかし現在の日銀には、もう一つ大きな問題があります。

それが、

**円安です。**

ドル円は再び159円台まで上昇しています。

7月末には日米による異例の円買い介入が行われましたが、その後も円安圧力は完全には止まっていません。

さらに日銀の氷見野副総裁は27日、インフレ上振れリスクを意識しながら「適時の利上げ」が必要との考えを示しました。

市場では9月の日銀金融政策決定会合で利上げするとの観測がかなり強くなっています。

現在1.0%の政策金利を、9月に**1.25%へ引き上げる**との見方が市場の中心になりつつあります。

今後の日銀を見るポイントは「物価」だけではない


ここからの日銀金融政策を考えるうえで、かなり重要になってくるのが、

**「円安が止まるかどうか」**

です。

仮に9月に1.25%へ利上げし、その後さらに政策金利を引き上げた結果、ドル円が落ち着いてくるのであれば、日銀が急ピッチで利上げを続ける必要性は低下してきます。

私自身は、来年初め頃までに政策金利を1.5%近辺まで引き上げ、そこで円相場と物価の状況を確認する展開も十分考えられると思っています。

逆に言えば、

**利上げしても円安が止まらない場合は、日銀にとって非常に難しい状況になります。**

今後の日銀を見る場合、

「次は何月に利上げするのか」

だけを見るのではなく、

**① ドル円がどこまで円高方向へ戻るのか
② 基調的なインフレ率が2%前後で安定するのか
③ 円安による輸入インフレが再加速しないか**

この3点を見ることが重要です。

今は無理にトレードする必要はない


そしてトレードについてです。

現在のドル円、ユーロドルともに、かなりの膠着状態です。

こういう相場で一番やってはいけないのが、

**「動かないから自分から取りに行く」こと。**

値幅がないところで無理にエントリーすると、上下に振られて損切りだけが増えやすくなります。

トレーダーが相場を動かすことはできません。

私たちにできるのは、

**動く相場が来るまで待つことです。**

今夜はジャクソンホールという大きなイベントがあります。

そして夏季休暇が終われば、欧米の機関投資家も本格的に市場へ戻ってきます。

そこで再び値幅とトレンドが出始める可能性があります。

今は無理にポジションを持つより、

**「動き始めたところを取りに行く準備をしておく」**

くらいでちょうどいいでしょう。

特に今夜のウォーシュFRB議長の発言後、ドル円159円台の膠着が崩れるのか。

ここが本日の最大の注目ポイントです。

それでは本日も頑張っていきましょう。

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