米PCEでドル高、次の焦点は日銀の9月利上げ【8月27日 相場見通し】

米PCEでドル高、次の焦点は日銀の9月利上げ【8月27日 相場見通し】

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マネー・副業


こんにちは。

8月27日木曜日、本日も前日の相場を振り返りながら、今後の為替市場について考えていきます。

昨日の米国株は小幅に下落しました。

S&P500は1ポイント安、NASDAQは21ポイント安となり、株式市場全体としては方向感の乏しい展開でした。

一方、為替市場ではドル高が進んでいます。

今回もっとも注目されたのが、米国の7月PCEデフレーターです。

米PCEデフレーターが予想をやや上回る


7月のPCEデフレーターは前年比3.7%となり、市場予想をわずかに上回りました。

一方、コアPCEは前年比3.3%となり、こちらは市場予想通りです。

インフレ鈍化が思ったほど進んでいないことから、市場ではFRBによる利上げ観測がやや強まりました。

9月FOMCにおける利上げ確率は、およそ40%まで上昇しています。

これを受けて為替市場ではドル買いが優勢となり、

* ドル円は159円台前半
* ユーロドルは1.16台半ば

で推移しています。

ただ、ドル円については大きく動いたわけではなく、159円台前半を中心とした比較的狭いレンジが続いています。

今の市場は「どこが先に利上げするか」を見ている


現在の為替市場で重要なのは、各国中央銀行の金融政策です。

市場では年末までを見た場合、

FRBは1回程度の追加利上げ。

ECBについても、比較的早い段階で1回程度の利上げ。

そして日銀については、今後数カ月の中で1回から2回程度の利上げが意識されています。

特に日銀については、

「9月に利上げするのか」

という点が、これから大きなテーマになってきそうです。

仮に9月に利上げが行われなかったとしても、12月あるいは翌年1月という可能性もあります。

つまり今後の日銀は、3〜4カ月に1回程度のペースで政策金利を引き上げていく可能性があります。

本日は日銀副総裁の発言に注目


本日は日銀副総裁の講演が予定されています。

ここで9月の利上げについて、どこまで踏み込んだ発言が出るのかが非常に重要です。

市場が注目しているのは、

「利上げを検討している」

という程度の表現ではありません。

より明確に、

「追加利上げの条件が整いつつある」

と受け取れるような発言が出るかどうかです。

もし利上げを強く意識させる内容になれば、円買いが一時的に強まる可能性があります。

反対に、慎重な姿勢を崩さなければ、再び円売りが優勢になることも考えられます。

ドル円を取引する人にとっては、非常に重要なイベントになりそうです。

今後はG20にも注目


月末から開催されるG20も注目材料です。

特に米国側と植田日銀総裁との会談が行われるかどうかは見ておきたいところです。

実際に会談が設定されるだけでも、

「日本の金融政策正常化について何らかの話し合いが行われるのではないか」

という思惑が市場に広がる可能性があります。

そうなれば、9月の日銀利上げ観測が一段と高まることも考えられます。

為替市場では、実際の政策変更よりも先に「思惑」で価格が動くことが多いため、こうした政治・金融当局者の動きも重要です。

ドル円は動かない時間が続いている


ドル円の日足を見ると、昨日も大きな値動きはなく、159円台前半での推移が続いています。

こうした相場では、無理にポジションを持つ必要はありません。

大きな材料が出るまでレンジが続き、材料が出た瞬間に一気に動くことがあります。

特に今は、

* FRBの追加利上げ
* 日銀の9月利上げ
* 米国のインフレ指標
* 各中央銀行関係者の発言

といった材料が複雑に絡んでいます。

方向感が明確になるまでは、短期的な値動きに振り回されないことが重要です。

個人的にはユーロドルの押し目買いを継続


長期的な見通しとしては、円安・ドル安の流れを想定しています。

そのため、現在はユーロドルの押し目買いを中心に考えています。

ドル・円・ユーロの3通貨を比較した場合、現時点ではユーロがもっとも相対的に強くなりやすいと考えています。

もちろん、これはあくまでも法定通貨同士を比較した場合の話です。

ここでもう一段長い視点を持つ必要があります。

本当に考えるべきなのは「通貨そのものの価値」


私は長期的には、ドル・円・ユーロを含めた法定通貨全体の価値は下がっていく可能性が高いと考えています。

理由はシンプルです。

インフレです。

物価が上昇し続ければ、同じ1万円で買えるものは少なくなります。

これはつまり、

「通貨の購買力が低下している」

ということです。

FXではドルが強い、円が弱い、ユーロが強い、といった話をします。

しかし、それはあくまでも通貨同士の相対比較です。

ドルが円より強くても、そのドル自体の購買力が長期的に下がっている可能性はあります。

ここを勘違いしないことが重要だと思っています。

FXで稼ぐことと資産を守ることは別


FXは非常に優秀な投資・投機手段です。

為替差益を狙うのであれば、法定通貨同士の強弱を利用すれば利益を得られます。

ただし、

「FXで利益を出すこと」


「資産価値を長期的に守ること」

は別の話です。

FXで増やした資金を、そのまま現金として保有し続ければ、インフレによって実質的な価値が目減りする可能性があります。

そのため私は、

FXで利益を取る。

そして増えた資金の一部を、別の資産へ移していく。

この考え方が非常に重要だと思っています。

金、株式、不動産、その他の実物資産など、その時代に合わせて資産を分散していく。

FXを「資産形成の最終地点」にするのではなく、

**資産を増やすためのエンジンとして使う。**

この視点を持っておくと、長期的な資産形成の考え方も大きく変わってきます。

本日のポイント


本日は日銀副総裁の発言が最大の注目材料です。

9月利上げを明確に示唆するような発言が出るのか。

ここによって円相場が大きく動く可能性があります。

短期的にはドル高が進んでいますが、中長期では中央銀行の政策変更によって流れが変わる可能性もあります。

ドル円だけを見るのではなく、

FRB。

ECB。

日銀。

この3つの中央銀行の動きを比較しながら、通貨の強弱を見ていくことが重要です。

そしてさらに長い目線では、法定通貨そのものの価値低下も意識しておきたいところです。

相場は「上がるか下がるか」だけを見るものではありません。

**なぜ資金が動いているのか。**

ここまで考えられるようになると、相場の見え方はかなり変わってきます。

それでは本日も、焦らず淡々と相場を見ていきましょう。

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