159円台で膠着する裏で進む「円キャリー巻き戻し」の兆候【8月18日ドル円相場】

159円台で膠着する裏で進む「円キャリー巻き戻し」の兆候【8月18日ドル円相場】

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マネー・副業


こんにちは。

8月18日火曜日。

昨日の金融市場を振り返りながら、今後のドル円について考えていきます。

現在のドル円だけを見ると、159円台前半を中心にほとんど動かない相場が続いています。

しかし、今回注目したいのはドル円そのものではありません。

その裏側で起きている、

**「日本の金利上昇」**

です。

この変化が今後数年間の為替、株式市場、海外投資の流れそのものを変えてしまう可能性があります。

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米国株は下落、原油価格は84ドル台へ


昨日の米国株は下落しました。

S&P500は約40ポイント安。

NASDAQも約84ポイント安となっています。

背景には長期金利の上昇や、再び意識され始めている中東情勢があります。

米国とイランの交渉期限が終了しましたが、現時点では明確に緊張緩和へ向かうような材料は出ていません。

その影響もあり、WTI原油価格は84ドル台へ上昇しています。

原油価格が上昇すると、

**原油高
インフレ懸念
長期金利上昇
株価の重石**

という流れが発生しやすくなります。

米10年債利回りも4.7%台まで上昇しており、債券市場にも売り圧力が強まっています。

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さらに重要なのが「日本の金利」


個人的に、今回もっとも注目しているのはこちらです。

日本の10年国債利回りは2.9%台まで上昇しています。

約30年ぶりという高い水準です。

これまで日本といえば、

「超低金利」

が当たり前でした。

むしろ金利がほとんど付かないからこそ、

円を借りる
ドルなどに交換する
海外株や海外債券へ投資する

という円キャリートレードが世界的に行われてきました。

ところが今、その前提が少しずつ変わり始めています。

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日本で2〜3%取れるなら、海外へ行く必要はあるのか?


ここが非常に重要です。

例えば米国債の利回りが4〜5%あったとしても、日本人が購入する場合は為替リスクがあります。

米国債で4%の利息を得ても、その間に10%円高になれば円換算では損失になります。

ではもし、日本国内で2%、3%という利回りを安定して確保できるようになったらどうでしょうか。

わざわざ為替リスクを取って海外へ投資する必要性は下がってきます。

つまり、

**「海外へ出ていた日本のお金が、日本へ戻ってくる」**

という動きが起こる可能性があります。

これが今後非常に重要なテーマになると考えています。

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円キャリートレードの「巻き戻し」


長年続いてきた円キャリートレードは、

低金利の円を利用して海外資産を買う取引です。

しかし日本の金利が上昇すると、逆の動きが起こります。

海外株を売る
海外債券を売る
ドルを売る
円を買う
日本へ資金を戻す

これがいわゆる、

**円キャリートレードの巻き戻し**

です。

もしこれが大規模に発生すると、

**円高+海外資産安**

が同時に進む可能性があります。

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米国株にも影響する可能性がある


これは為替だけの問題ではありません。

これまで世界中の資金が米国市場に集中してきました。

米国株が上昇し続けてきた背景には、

「世界中から米国へ資金が集まる」

という巨大な構造があります。

しかし日本国内でも十分な利回りが得られるようになれば、日本の機関投資家や個人投資家が海外資産を減らす可能性があります。

そうなると、

**米国へ流れていた資金の一部が逆流する**

ことになります。

もちろん、今すぐ米国株が暴落するという話ではありません。

ただし2027年、2028年という少し長い目で見れば、この「資金の逆流」はかなり重要なテーマになると思います。

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日銀の政策金利2%は現実になるのか


現在、市場では日銀の利上げがどこまで続くのかにも注目が集まっています。

今後利上げが継続し、最終的に政策金利が2%前後まで到達する可能性を想定する見方もあります。

ここで重要なのは、

**「日銀が2%まで上げることが決まった」**

という話ではありません。

あくまで今後のインフレや賃金、為替市場によって大きく変わります。

ただ、

「日本は永遠に金利ゼロ」

という時代が終わり始めていることだけは意識しておく必要があります。

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ドル円は159円台でほぼ横ばい


では現在のドル円を見てみます。

ドル円は159円台前半を中心に横ばいが続いています。

方向感がありません。

国内ではお盆休みが終わりましたが、欧米ではまだ夏季休暇中の市場参加者も多く、本格的に動き出すのは8月末からになりそうです。

特に8月末から9月にかけては、

・米国の金融政策

・日銀の金融政策

・米国長期金利

・日本長期金利

・中東情勢

といった材料が一気に意識されてきます。

今は静かですが、その静けさがずっと続くとは考えにくい状況です。

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160円を超えてきたときが面白い


個人的には、ドル円が再び160円を明確に超えてきた場合に注目しています。

普通に考えれば、

「160円突破=上昇トレンド継続」

と考えたくなります。

しかし現在は以前とは環境が違います。

日本の金利が上昇しています。

日銀の追加利上げ観測もあります。

さらに円安が進めば、当局による円安けん制も強まります。

そのため160円より上では、

**「どこまで上がるか」**

を見るよりも、

**「どこで買いが尽きるか」**

を見る方が面白いと考えています。

上昇したところを無理に追いかけるのではなく、反転ポイントを探していきたいところです。

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ユーロドルは引き続き押し目買い


一方、ドル円よりも現在注目しているのがユーロドルです。

米国では景気減速への警戒感が続いており、金融政策を巡る見方も変化しています。

ドルが一方向に買われ続ける環境ではなくなりつつあります。

そのためユーロドルについては、

**高値を追いかけず、下がったところを買う**

という基本戦略を継続したいと考えています。

相場は上がっている時に飛び乗るより、

「買いたい人がいなくなった瞬間」

を待った方が、リスクを小さくしやすくなります。

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今後の本当のテーマは「円安」ではないかもしれない


ここ数年間、為替市場ではずっと円安が話題になってきました。

ドル円が150円。

160円。

そしてさらに円安。

しかし今後数年間を考えると、逆の可能性も意識しておかなければなりません。

日本の金利が上昇する。

国内資産の魅力が上がる。

海外投資の必要性が下がる。

海外資産を売る。

円を買い戻す。

円キャリー取引が巻き戻される。

こうなると今度は、

**「円安がどこまで進むか」ではなく、
「円高が始まったらどこまで進むのか」**

という相場になります。

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まとめ


現在のドル円は159円台で動きがありません。

しかし、表面上の値動きだけを見ると非常に大きな変化を見逃す可能性があります。

今、見るべきなのはドル円だけではありません。

**日本の金利です。**

日本国債の利回りが上昇し、日本国内でも十分な運用利回りが得られるようになれば、これまで海外へ流出していた莫大な資金が日本へ戻る可能性があります。

そのとき起こるのが、

**円キャリートレードの巻き戻しです。**

短期ではドル円159〜160円。

中期では日米の金融政策。

長期では円キャリー取引の巻き戻し。

この3つを分けて考えると、現在の相場がかなり見えやすくなってくると思います。

今は動かないからこそ、次に大きく動くための準備期間なのかもしれません。

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