今後追加介入が起こる条件とは。ドル円は163円後半で膠着 市場の焦点はFOMCへ【7月27日相場解説】

今後追加介入が起こる条件とは。ドル円は163円後半で膠着 市場の焦点はFOMCへ【7月27日相場解説】

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マネー・副業

ドル円は163円後半で膠着 市場の焦点はFOMCへ


おはようございます。

先週末のマーケットを振り返ると、米国株は方向感に欠ける展開となりました。

S&P500:+3ポイント
NASDAQ:-161ポイント

為替市場ではドル円は163円後半で推移し、大きな値動きはありませんでした。

今週はいよいよFOMCが控えており、マーケットの関心は円相場よりもドル相場へ移りつつあります。

なぜ160円台で為替介入が行われたのか


2024年4月30日。

財務省・財務官が相次いで為替介入を示唆し、その後ドル円は160円台後半から大規模なドル売り・円買い介入が実施されました。

さらにゴールデンウィーク最終日にも追加介入が行われ、ドル円は約5円急落。

160円台後半から155円付近まで一気に押し下げられました。

しかし、その後ドル円は164円近くまで再び上昇したにもかかわらず、日本当局は追加介入を実施していません。

ここに今回の介入の本当の目的が隠されているように思えます。

今回の介入は「円安阻止」が目的ではなかった可能性


一般的には

「円安だから介入した」

と思われています。

しかし実際の市場を振り返ると違和感があります。

もし本当に円安阻止だけが目的なら、

164円近辺まで再上昇した時点で追加介入を行っていても不思議ではありません。

しかし実際には何も行われませんでした。

ここから見えてくるのは、

原油市場を含めた包括的な市場安定策

だった可能性です。

当時の原油市場は極めて異常だった


4月30日前後。

WTI原油価格は100〜110ドル近辺で乱高下。

ブレント原油も同様に大きく変動し、

ドバイ原油はさらに激しい値動きを見せていました。

背景にはイラン情勢の緊迫化があります。

原油市場は非常に不安定となり、

エネルギー価格高騰が世界経済への大きなリスクとなっていました。

原油市場へ直接介入はできない


日本政府は原油先物市場へ直接介入することはできません。

そこで影響力を持つ市場がドル円です。

ドル円を急落させることで、

輸入コスト上昇をある程度抑え、

原油価格高騰による経済への悪影響を緩和する狙いがあった可能性があります。

つまり、

為替介入を利用した原油価格対策

という見方です。

その後、原油価格は急落


6月末になると、

WTI原油は68ドル付近まで下落。

介入前の水準近くまで戻りました。

一方でドル円は円安が続き、

160円を超え、

163円、

164円付近まで上昇しました。

それでも追加介入はありませんでした。

これは、

原油市場が安定したことで、

介入する必要性が薄れたと考えると説明がつきます。

今後追加介入が起こる条件とは


現在

ドル円:約163円後半
WTI原油:約85ドル

まだ4月当時ほどの危険水準ではありません。

しかし、

もし今後

ドル円165円突破
原油100ドル突破

このような組み合わせになれば、

再び市場全体への影響が大きくなります。

その場合、

追加介入が行われる可能性は十分考えられます。

ポイントは、

ドル円だけではなく原油価格との組み合わせ

を注視することです。

今週最大の注目イベント


今週はドル相場を動かす重要イベントが続きます。

FOMC政策金利発表

金融政策の方向性が示される最重要イベント。

パウエルFRB議長会見

今後の利下げ時期やインフレ認識に市場が反応します。

PCEデフレーター

FRBが最も重視するインフレ指標。

市場予想との乖離によってドルが大きく動く可能性があります。

原油価格にも要注意


為替だけではなく、

現在も原油価格はドル相場へ大きな影響を与えています。

中東情勢の悪化や供給リスクが意識されれば、

再び原油価格が急騰し、

ドル円との相乗効果で日本当局が警戒感を強める可能性があります。

まとめ


現在のドル円は依然として上昇トレンドを維持しています。

ただし今後は、

FOMC
パウエル議長会見
PCEデフレーター
原油価格
中東情勢

これらが複雑に絡み合い、ドル円相場を大きく左右する1週間となりそうです。

為替だけを見るのではなく、原油価格との関係まで含めて相場を分析することで、市場全体の流れがより見えやすくなるでしょう。

今週も冷静に相場を見極めながら、チャンスを狙っていきましょう。
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