こんにちは。
7月23日のマーケットを分かりやすく解説していきます。
昨日の相場は米国株が小幅に下落した一方で、ドル円は高値圏を維持し、大きな流れに変化はありませんでした。
現在の市場では「財政リスクによる円安」という声も聞かれますが、本当にそうなのでしょうか。
今回は、ドル円がなかなか下落しない理由について掘り下げていきます。
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米国株は小幅安
22日の米国株式市場は利益確定売りが優勢となりました。
* S&P500:-10ポイント
* NASDAQ:-146ポイント
下落幅は限定的で、依然として歴史的高値圏で推移しています。
米国株が崩れたというよりは、高値警戒感からの調整と考えられるでしょう。
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市場を支配しているのは「原油価格」
現在の相場を動かしている最大の要因は、中東情勢です。
イラン情勢の悪化を背景に、
* WTI原油価格:約88ドル
* 米10年債利回り:約4.6%
まで上昇しています。
実は、この2つはドル円にも非常に大きな影響を与えています。
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停戦中は原油価格も落ち着いていた
6月の停戦期間中はWTI原油価格が68ドル台まで下落しました。
ほぼ戦闘開始前の水準まで戻っていましたが、戦闘再開とともに状況は一変しました。
さらに、
* ホルムズ海峡
* 紅海航路
など物流の要所に対するリスクが高まり、市場は再び供給不足を意識しています。
その結果、原油価格は88ドル台まで上昇しました。
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円安の本当の原因は「エネルギー」
最近は「骨太方針ショック」や「財政悪化」が円安の原因として取り上げられることがあります。
しかし、現在の相場を見る限り、それ以上に影響しているのが原油価格です。
日本はエネルギー資源の大半を海外から輸入しています。
そのため、
原油高
↓
輸入コスト増加
↓
貿易赤字拡大
↓
円売り
↓
さらに円安
という流れが発生します。
これは経済の構造上、避けにくい動きです。
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東日本大震災でも同じことが起きた
過去にも同様のケースがありました。
東日本大震災後、原子力発電所が停止し、火力発電用の燃料輸入が急増しました。
その結果、日本の貿易赤字は拡大し、円安が長期間続きました。
つまり、エネルギー価格の上昇は、日本円にとって非常に大きなマイナス要因なのです。
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ドル円が下がる理由は少ない
現在のドル円は、
* 原油高
* 米長期金利上昇
という二つの追い風があります。
この環境では、大きく下落する材料は限られています。
考えられるのは、
* 為替介入
* ドルロングの利益確定
くらいでしょう。
現状では押し目が入っても、買いが入りやすい相場が続いています。
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為替介入はあるのか
市場が最も注目しているのは、日本政府による為替介入です。
2022年、2024年はいずれも複数回の介入が実施されました。
そのため、今回もゴールデンウィーク前後で介入が行われるとの期待がありました。
しかし、今のところ市場を大きく動かすような介入は確認されていません。
介入期待でドル円を売っていた投資家にとっては、厳しい展開となっています。
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今後のドル円予想
現在のチャートを見る限り、ドル円の上昇トレンドはまだ崩れていません。
もし原油価格が高止まりし、米長期金利も高水準を維持するのであれば、円安圧力は続く可能性があります。
その場合、ドル円は160円〜165円付近を中心とした高値圏で推移する展開も十分考えられます。
逆に流れが変わるとすれば、
* 中東情勢の改善
* 原油価格の急落
* 米長期金利の低下
* 大規模な為替介入
このいずれかが必要になるでしょう。
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まとめ
現在の為替市場では、「財政リスク」よりも「原油価格」がドル円を動かしている可能性が高いと考えています。
日本はエネルギー輸入国である以上、原油価格の上昇はそのまま円安要因になります。
そのため、今後ドル円を予想する際にはチャートだけではなく、
* WTI原油価格
* 米10年債利回り
* 中東情勢
* 為替介入
この4つをセットで確認することが重要です。
短期的な値動きに振り回されるのではなく、市場全体の流れを理解することで、より精度の高いトレードにつながるでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。