5月6日の為替市場は、再び円安方向への動きが強まりました。
ドル円は158円手前まで上昇し、市場では「2回目の為替介入はあるのか」という警戒感が高まっています。
今回の相場は、単純な円安ではありません。
現在の市場は、
「日米金利差による円売り圧力」と
「日本政府による為替介入警戒」
この綱引き相場になっています。
本日は、現在のドル円相場の状況と、今後注目したいポイントを整理していきます。
米国株は上昇、リスクオン相場へ
5日の米国株式市場は上昇しました。
S&P500:41ポイント高
ナスダック:168ポイント高
市場全体はリスクオン方向へ傾いています。
さらに、
米10年債利回り:4.4%
ドルインデックス:98.4
WTI原油:99ドル台
となっており、依然として「ドルを持つメリット」が強い状態です。
つまり、
米金利が高止まりしていることで、円よりドルが選ばれやすい
この構図が続いています。
ドル円は158円目前まで上昇
ドル円は昨日、158円目前まで上昇しました。
4月30日の介入後安値は155.48付近。
そこから再び円安方向へ戻してきています。
また、今回のポイントは、
介入直前高値:160円台後半
実際の介入:159円台前半
だったことです。
市場では、
「161円〜162円まで介入しないのでは?」
という見方も多くありました。
しかし実際には、想定よりかなり早い段階で介入が入りました。
これは非常に重要です。
今回の介入は「価格」より「スピード」を警戒?
今回の為替介入を見ると、日本政府は単純に価格だけを見ているわけではない可能性があります。
特に注目したいのが、
急激な円安スピード
です。
つまり、
短時間で急騰
ストップロスを巻き込む上昇
海外時間での仕掛け
こうした動きに対して、強く警戒しているようにも見えます。
実際、160円台後半まで待たずに介入したことで、
「上昇スピードを抑えたい」
というメッセージ性も感じられます。
注目は8日の雇用統計後か
今週最大のイベントは、やはり米雇用統計です。
もし雇用統計後に、
ドル円急騰
158円突破
米金利上昇
という流れになれば、再介入リスクはかなり高まりそうです。
特にNY時間は、
流動性
海外投機筋
実需注文
が集中するため、介入効果も出やすい時間帯です。
市場参加者の中でも、
「もしやるならNY時間」
という見方はかなり増えています。
中東情勢は一旦落ち着きも警戒継続
今朝はルビオ米国務長官が、「壮大な怒り作戦」の終了を宣言しました。
ただし、ホルムズ海峡の逆封鎖問題は継続しており、中東リスクが完全に消えたわけではありません。
さらに、この問題は来週予定される米中首脳会談にも影響する可能性があります。
エネルギー価格や地政学リスクが再び市場テーマになる可能性には注意が必要です。
今後の戦略
現時点では、
「円安トレンド継続」
という流れはまだ崩れていません。
ただし、
為替介入
雇用統計
米金利変動
この3つが大きな変数になります。
個人的には、
2回目、3回目の大規模介入の可能性は十分ある
と考えています。
そのため、無理な高値追いよりも、
戻り売りを狙いながら、急変動に警戒する局面
として見ています。
本日の注目ポイント
ドル円が158円を突破するか
当局から牽制発言が出るか
米10年債利回り4.4%を維持するか
NY時間で急騰が発生するか
引き続き、値動きのスピードには注意していきたいところです。