「肥満者とやせ者の年次推移」順天堂大学保健看護学部推薦2020年
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学び
(1)問題
【設問】次の図は厚生労働省が行った調査の結果をまとめたものです。図を参考にして後の設問に答えなさい。
図1
図2
図3
図4
(2)解答例
【問題1】
図1より2 0 0 8年から2 0 1 7年にかけて女性よりも男性のほうが肥満者の割合が約8ポイント高い。男性は高止まり、女性は横ばいで割合が推移している。図2より男性は40歳から49歳が最も肥満者の割合が高く、3 5. 3%で約3人に1人が肥満者である。女性は年令が上がるにつれて高くなり、701歳以上で最も高く、男性の割合を超える。(150字)
【問題2】
図3より2 0 0 8年から2 0 1 7年にかけて男女ともに横ばいで、どの年も男性よりも女性のほうが約6ポイント高く10~12%の範囲で推移している。図4より、女性も男性も20~29歳のやせの者の割合が最も高い。女性は40~69歳まで低下し、男性は40~59歳まで低下し、その後、上昇している。
(150字)
【問題3】
肥満者の中でも内臓脂肪型肥満に加えて、脂質代謝異常や高血圧。高血糖などの疾患を合わせ持つメタボリックシンドロームは生活習慣病のリスクを高める。肥満予防として適度な運動と栄養バランスの良い食事の摂取を心がける。年齢や健康状態に合わせた無理のない運動を継続し、高カロリー・高脂質を避け、過食に注意し、1日3食を規則正しい時間に摂ることが重要となる。
近年メディアで誤ったダイエット法が出回っていることなどが原因で若い男女ともにやせの者の割合が高いと考える。間違った方法や過度なダイエットは栄養バランスが偏り、免疫力の低下によるさまざまな疾病を引き起こす原因となる。将来、骨粗しょう症発症のリスクを高めるほか、女性は妊娠出産や新生児にも悪影響を及ぼす。やせすぎを防止するために、食生活に配慮する。自らのBMI値を計算し、適正体重の維持に努めることが求められる。
肥満ややせ過ぎは健康上さまざまな問題を引き起こす。このため、体重管理は健康増進、維持の基礎となる。健康診断の際に医師・看護師は適正体重に収まらない受診者に対し、肥満・やせの者の病気に罹患するリスクを伝え体重を改善するように理解を促す手立てを講じる。私たちは普段から体形ではなく適正体重に関心を持ち、ストレスにならない程度に体重管理を意識することで生活習慣病の予防となり、健康な生活を保つことができる。(500字)