Accessを使った簡易DBで、できること・できないこと

記事
ビジネス・マーケティング
【業務改革ブログシリーズ第3回】
“手軽なデータベース”を味方にする、現場にやさしい活用視点

■ はじめに:いきなり本格的なシステムは難しい…


「業務をデータで一元管理したい」「紙やExcelはもう限界」
そう思っても、いきなり高額なシステムを導入するのは現実的ではない——
そんなときに選択肢として浮かぶのが「Access」です。

身近なOfficeソフトの一つですが、れっきとしたデータベースであり、現場レベルでの“仕組み化の第一歩”として有効です。
今回は、Accessで「できること」と「できないこと」を簡潔にご紹介します。

■ Accessで“できること”


Accessは、簡易的とはいえ「データベース機能」「画面設計機能」「帳票出力機能」がすべて揃った便利なツールです。

こんなことができます:
 • Excelファイルを一つのテーブルに集約し、入力ミスを減らす
 • 簡易な入力フォームで、誰でも操作しやすい画面を用意
 • 検索・フィルター・抽出条件で、目的のデータを素早く取得
 • 業務フローに合わせたマスタ設計で、在庫や作業時間などを一元管理

Accessファイルを社内の共有フォルダなどに置いておけば、複数の担当者が同じデータにアクセスできます。

■ ただし…Accessに“向いていないこと”もある


便利なAccessにも、苦手なことがあります。
 • 同時接続ユーザーが増えると処理が遅くなる
 • データ件数が10万件を超えるとパフォーマンスが悪化
 • 複雑な処理や連携が必要な場合、開発コストが増大

たとえば、
 • 入出庫が頻繁な在庫データ
 • 全社的な作業時間集計や、部署間連携のある生産計画

こうした業務には、本格的なデータベース(SQL Server等)が向いています。
ただし、「最初のプロトタイプ」としてAccessで作ることで、導入前の動作検証やフロー整理にも役立ちます。

■ 私が支援した事例では…

 • Accessで作った日報入力フォームを、SQL Serverで本格化
 • 作業時間をAccessで管理 → 将来的にAzure SQLと連携へ
 • Access画面を元に、将来Web化を見据えた設計提案

など、段階的な改善にも多く使われています。

■ まとめ:Accessは「仕組み化の試作機」として最適


Accessは、現場の課題を見える化し、
「どこにムダがあるか」「何を自動化できるか」を検討するのに最適です。

すべてを一気にシステム化せず、まずは“仕組み化の試作機”として使うことで、
将来の本格的なIT導入にもつながる土台を作ることができます。

【次回予告】

第4回|「業務改善って何から始めればいい?」
──最初の一歩として“仕組みの全体像”をどう描けばよいか、解説します。



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら