こんにちは。『徒然なる世界』の管理人リュードです。
今回は、私の創作遍歴についてお話していきたいと思います。
1.パソコン購入、インターネット契約まで
私が生まれて初めて身銭を切ってパソコンを購入したのが、
2002年5月のこと。
今はもうありませんが、
当時シャープが展開していた、
「Mebius」というブランドのノートパソコンでした。
当時の価格で20万円ほどしたのを覚えています。
(オールインワンタイプのサブフラッグシップモデル)
パソコン購入と同時に、
インターネットも契約しました。
当時はADSLが主流だったこともあって、
それほど迷うことなどそれを選びました。
回線開通の連絡と同時に、
パソコンをインターネットにつないでみました。
すると、そこに待っていたのは、
私にとって体感したことのない世界でした。
ですが、この時はまだ、
自分が創作活動にのめり込むことになるとは、
露ほども思っていませんでした。
2.個人サイト開設、執筆活動開始
インターネットが開通してしばらくの間、
私はとにかく色々なサイトを巡り、
情報を集めることに躍起になっていました。
折しも、当時はいわゆる
「個人サイト」
というものが隆盛を誇っていた時代。
当然、自分の創作活動の発表の場としても、
個人サイトは非常に有効に機能していました。
そうした個人サイトで作品を発表している人たちを見ているうちに、
私の心にある思いが去来してきました。
「私も、この人たちと同じように作品を発表したい」
しかし、当時の私に他人に発表することができるような、
そういうスキルはありませんでした。
でも、私の創作活動に対する意欲が、
それで萎えてしまうことはありませんでした。
大勢の人たちの、
素敵な作品を見続けていく中で、
「私も、この輪の中に加わりたい」
そういう思いがさらに強まっていきました。
そうして選んだのが、
「自作小説を書いて公開する」
ということでした。
当時の私に、小説執筆の経験などあろうはずもなく、
それは、文字通り冒険への挑戦に等しいものでした。
ですが、たとえどんなに未熟であっても、
それを他人に見せることを前提とする以上、
私も創作活動の輪に加わる資格が得られる。
そういう一心で個人サイトを開設したのが、
2002年11月のこと。
それと同時に執筆活動も始めました。
3.私を変えた二つの出会い
小説の執筆を開始したのはいいのですが、
先に述べた通り、当時の私は全くの素人。
文法はおろか、
小説の作法も全くなっておらず、
辛うじて小説としての体裁を保っている、
そういう状態でした。
ですが、私なりに執筆技法や、
小説の作法などについて勉強し、
少しずつではありますが、
なんとか読めるものになってきたような気がする。
そんな時に、私にとって大きな転機となる、
二つの出来事がありました。
一つは、以前から私の小説を読んでくれていた方から、
いわゆるオフ会の誘いを受けたこと。
その方は、普段北陸地方で働いているのですが、
仕事の関係で上京することになり、
その合間を縫う形でオフ会の誘いを受けました。
オフ会とはいっても、
私とその方のたった二名による、
本当にプライベートな集まりです。
ですが、これが私にとって、
創作関係で参加した初めてのオフ会になりました。
その方とのお話はとても楽しかったです。
私の小説が毎週更新されるのを、
ずっと楽しみにしているとおっしゃってくれました。
(当時は連載形式で、週一の更新の目標にしていた)
私は本当に嬉しかったです。
私の作品を楽しみにしてくれている方がいる。
私の作品をちゃんと読んでくれている方がいる。
それが、私の執筆活動に対するモチベーションを、
大きく向上させてくれたことは言うまでもありません。
二つ目は、やはり私の作品を好きだと言う方との出会いです。
当時の私は、一次創作と二次創作の両方を執筆し、
タイミングを見ながら交互に更新するということで、
サイトの運営を続けていました。
先程の方は、一次創作の方のファンだったのですが、
今回の方は、二次創作の方のファンになってくれた方でした。
その方曰く
「自分も同じ会社のゲームの二次創作に興味がある」
「よかったら、自分と一緒に二次創作をやらないか」
という話をしてくれました。
私はこの時、心の底から、
「執筆活動を続けてきてよかった」
と思いました。
志を同じくする仲間と出会えたこと、
それ自体ももちろん嬉しかったのですが、
一緒になにか作品制作をしないか、
と誘われるということは、
それだけ相手も私のスキルに対して、
一定の評価をしてくれている、
ということになるからです。
その作品は、諸般の事情もあって、
残念ながら完成には至りませんでした。
ですが、その制作過程の中で培ってきた経験は、
間違いなく今の私を形成する大切な土壌となっています。
4.同人サークル開設
その後、外出先で執筆活動ができるよう、
色々なノートパソコンや、
タブレット端末などを購入し、
そのたびに技術の進歩に驚かされていました。
そして、私の執筆活動をさらに加速させる、
ある出来事が起こりました。
それは、忘れもしない2016年10月末。
音楽系の同人イベントに参加した時のこと。
以前から目を付けていた音楽サークルの代表の方が、
小説系の合同誌を出したので、
ぜひ読んでほしいと私に勧めてきました。
その合同誌は、「ネコ」をテーマとした内容で、
ネコそのもの、あるいはネコをモチーフにしたなにかを出す、
というルールになっていました。
そして、その音楽サークルの代表の方が書いたのは、
化け猫が登場する時代小説でした。
(実際には、その正体は化け猫ではなかったというオチなのですが)
私はその合同誌を一通り読み終わった後、
内容の面白さよりも、
別の思いが胸の内によぎっていくのを感じました。
「私も同人誌を出したい」
気が付けば、翌日から私は同人誌について、
色々と情報を集めるようになっていました。
実際の作り方や、
印刷会社の選び方、
イベント参加時に必要な什器類についてなど。
幸い、昔途中まで書いてそのままになっていた作品があったため、
これを書き直して同人誌として出そう。
そういう計画の元に、作業を進めていきました。
そして、2017年5月。
私は「ゲームレジェンド26」というイベントで、
晴れて同人サークルデビューを果たすことができました。
初参加にしては、同人誌の売れ行きも悪いものではなく、
やはりそのイベントに参加していた、
以前からの知人も、
私が初めてサークルとしてイベントに参加して、
一定の成果を上げることができたことを祝福してくれました。
そして、これがきっかけとなって、
私はさらに執筆活動にのめり込んでいくことになるのです。
5.コミッション活動開始。そして現在に至るまで
同人サークルとして活動を続けること約5年。
それ自体は非常に楽しいものでしたが、
同時に金銭的な問題も抱えるようになってしまいました。
同人誌を作るというのは、
なにかにつけてお金がかかります。
印刷代はもちろんのこと、
イベント参加費や、
荷物を搬入、搬出する際の運賃など。
この金銭的な問題をなんとかしない限り、
私は同人活動を続けることができない。
そこで私はあることに思い立ちました。
それは、
「今の執筆スキルを使って、少しでもお金を稼ぐことはできないだろうか」
ということでした。
幸いにして、この段階で、
そういうことを実現できる体制が、
すでに整いつつありました。
それが、ココナラを始めとした、
「コミッションサイト」
の存在でした。
実際の商品ではなく、
スキルを売買することを目的とした、
各種コミッションサイト。
「これだ!」
と、私はすぐにそれらのサイトに登録しました。
そして、スキル商品を作成し、
自分のプロフィールも作成し、
とにかくこれでお金を得るということに意識を集中させ始めました。
それが2022年3月のこと。
最初は不安もありました。
「全然依頼が来なかったらどうしよう」
「やっぱり、自分のスキルはまだ未熟なのか」
そういう思いを抱えながら毎日を過ごしていました。
ですが、そんな中でも、
私に作品を制作してほしい、
そういう声が少しずつですが届くようになってきました。
私はそうした期待の声に応えるために、
なかば無我夢中で執筆に取り組み、
依頼をひたすらにこなしていきました。
そうすると、段々と依頼の件数が増えていくようになり、
「こういう作品を書くことはできますか?」
という問い合わせもいただくようになりました。
私としては、
「お金をいただく以上、どんな作品でも書いてみせる」
そういう意識の元に取り組んできたつもりです。
そして、あれから一年近くが経過しようとしている現在。
そうした地道な活動が実を結んだのか、
他のサイトを含む実績件数が78件にまで及び、
さらに、少数ではありますが、
継続依頼もいただくようになりました。
私は、自分の執筆スキルが、
こうして他人を喜ばせることができるということ。
そして、その喜びを、自分自身の喜びに昇華させること。
いつしかそこにやりがいを見出すようになり、
気が付けば当初の目的だった、
「同人活動を続けるための資金稼ぎ」
は、すっかり脇に追いやられてしまいました。
今では完全にコミッション活動の方が中心になり、
同人活動はその合間に暇を見てやる、
そういう程度のものになりました。
「責任を伴う楽しさ」
「その責任を果たすことも喜びになる」
そういうことをコミッション活動を通じて知ることができたのは、
今の私を支える大きな精神的柱となっています。
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