「もう失敗したくない」から始まった、私のココナラ

「もう失敗したくない」から始まった、私のココナラ

記事
コラム
こんにちは。「まっきー簿記」として、ココナラで記帳代行を中心に活動しています。
現在は税理士事務所で働きながら、大学院で税法について学んでいます。

2022年にココナラで出品を始めてから、多くのお客様にご依頼いただけるようになり、ありがたいことに記帳代行サービスがカテゴリ内で全国2位になったことや、宝島社の『ココナラSTART BOOK』にサービスを掲載していただいたこともありました。

こうして現在のことだけを書くと、順調にここまで来たように見えるかもしれません。

でも、実際はまったく違います。

大学受験に失敗したこともあります。

就職した税理士事務所をクビになったこともあります。
そして、無職になった時期もありました。

実は、私がココナラを始めたきっかけにも、その挫折が大きく関係しています。

「もう仕事で失敗したくない」

そんな気持ちから、私のココナラは始まりました。

1.最初の挫折は、大学受験

高校生の頃、私は大学受験に挑戦しました。
しかし、結果は不合格。

思い描いていた進路には進めず、私は会計を学ぶ道を選びました。
当時の自分にとって、大学受験に失敗したことは間違いなく挫折でした。
周りが大学へ進んでいく中で、自分は違う道を進む。
その選択が正しかったのかなんて、当時は分かりませんでした。

ただ、そこで私は簿記と出会いました。

最初は進路の一つとして選んだ会計でしたが、勉強していくうちに少しずつ面白さを感じるようになりました。

資格を取得し、税理士という仕事を知り、やがて「税理士になりたい」という目標もできました。

今振り返ると、大学受験に失敗したことが、現在まで続く会計・税務の道に進むきっかけになったのだと思います。

もちろん、当時の自分にそんなことを言っても、きっと信じなかったと思います。

2.税理士事務所をクビになった

会計学校を卒業した私は、個人の税理士事務所に就職しました。

会計を勉強して、ようやくその知識を仕事にできる。
これから実務経験を積んで、税理士を目指していこう。
そんな気持ちで社会人生活をスタートしました。

しかし、その職場を8か月ほどで離れることになります。

クビになりました。

大学受験に続いて、今度は仕事でも思い通りにいきませんでした。

初めて社会に出て、「これから頑張ろう」と思っていたところで仕事を失い、一時は無職になりました。

悔しかったです。
そして何より、自分の力不足を感じました。

「自分はこの仕事に向いていないのではないか」
そう考えたこともありました。
それでも、不思議と会計の道を辞めようとは思いませんでした。

一度仕事で失敗したからこそ、「次は同じ失敗をしたくない」という気持ちが強くなっていきました。

3.「今度こそ仕事を覚えたい」

その後、税理士試験の勉強を続け、2020年に簿記論に合格しました。
そして、もう一度会計・税務の世界で働くため、税理士法人に就職しました。
再スタートです。

ただ、再就職できたからといって、以前の失敗が頭から消えたわけではありません。
「また仕事ができなかったらどうしよう」という不安もありました。
だからこそ、今度は本気で仕事を覚えたいと思いました。

職場で与えてもらった仕事だけではなく、もっといろいろな会計処理を経験したい。
自分でも仕事を受ければ、実践経験を増やせるのではないか。
そんなことを考えるようになりました。

そして2022年、ココナラでサービスを出品しました。

4.仕事を覚えるために始めたココナラ

今でこそ記帳代行を中心にサービスを提供していますが、ココナラを始めた当初から、大きく稼ぐことを目標にしていたわけではありません。

一番の目的は、「経験を積んで、仕事を覚えること」でした。
当然、最初は実績も評価もありません。
サービスを出品したからといって、すぐに依頼が来るわけでもありませんでした。

それでも少しずつ、ご依頼をいただけるようになりました。

一件の仕事を受け、自分でお客様とやり取りをして、自分で考えて作業し、最後まで責任を持って納品する。

会社の中で仕事をするのとは、また違った緊張感がありました。

特に印象に残っているのは、会社の名前ではなく「自分」を選んで仕事を任せてもらうということです。
そして納品後に、「ありがとうございました」と評価をいただく。

自分の知識や経験が、誰かの役に立ち、それに対して評価をいただける。
それが純粋に嬉しかったことを覚えています。

5.本業とココナラ、二つの場所で仕事を覚える

ココナラを続けるうちに、少しずつ対応できる仕事も増えていきました。
個人事業主の方、フリーランスの方、会社を経営されている方。
業種もさまざまで、それぞれ経理のやり方や抱えている悩みも違います。

分からないことがあれば調べる。
本業で覚えたことをココナラで生かす。
そして、ココナラで経験したことを本業にも生かす。
そんな循環が少しずつ生まれていきました。

また、サービス内容や価格、プロフィール、説明の仕方も何度も見直しました。

お客様から質問をいただいたら、「ここが分かりにくかったのかもしれない」と改善する。

一件一件のご依頼が、自分にとって勉強の機会でもありました。

クビになったことが悔しくて、「もっと仕事を覚えたい」と始めたココナラ。

気がつけば、仕事を覚えるための場所から、自分の力で誰かの役に立つことができる場所へと変わっていきました。

6.気づけば、想像していなかったところまで

ありがたいことに、続けていくうちにリピートしてくださるお客様も増えていきました。
そして2025年、記帳代行サービスがココナラの同カテゴリで全国2位にランクインしました。
さらに、宝島社の『ココナラSTART BOOK』にもサービスを掲載していただきました。

ココナラを始めた頃の自分には、想像もしていなかったことです。
ただ、これは自分一人で得られた結果ではありません。

実績も評価も何もなかった頃に、最初の一件を任せてくださった方。
サービスを利用して、評価やコメントを残してくださった方。
そして、何度も繰り返しご依頼くださった方。

一件一件の積み重ねがあったからこそ、ここまで続けることができました。
改めて、本当にありがとうございます。

7.ココナラで得た一番大きなもの

ココナラを始めて得られたものは、たくさんあります。

仕事の経験も増えました。
自分でサービスを考え、改善することも覚えました。
お客様との信頼関係を築くことの大切さも学びました。

でも、一番大きかったものは別にあります。
それは、自分の仕事に対する自信です。

一度は税理士事務所をクビになり、「自分はこの仕事に向いていないのではないか」と考えたこともありました。

そんな自分が、自分の名前で仕事を受け、お客様から「ありがとう」と言っていただけるようになりました。

自分がこれまで勉強してきたこと。
仕事で経験してきたこと。
失敗しながら覚えてきたこと。
それらを必要としてくれる人がいる。

私にとって、それを実感できたことは、順位や数字以上に大きな出来事でした。

8.もう一つの「やり直し」

仕事と並行して、もう一つ挑戦したことがあります。
大学です。

高校時代に大学受験に失敗した私は、社会人になってから、もう一度大学に挑戦しました。
そして2022年、国立大学の経済学部に入学しました。

税理士事務所で働き、ココナラで仕事をしながら大学に通う生活が始まりました。
決して楽ではありませんでしたが、2023年には税理士試験の財務諸表論にも合格。

そして大学を卒業し、2026年からは国立大学大学院人間社会科学研究科で、これまで実務でも携わってきた税についてさらに学んでいます。

高校生のときには届かなかった大学。
それから何年も経って、社会人として大学へ進み、今は大学院で学んでいる。

人生は本当に分からないものだと思います。

9.「もう失敗したくない」と思っていた自分へ

ココナラを始めた頃の私は、「もう失敗したくない」と思っていました。

仕事をクビになったことが悔しくて、今度こそ仕事ができるようになりたかった。
だから、とにかく経験を積もうとしました。
でも、今は少し考え方が変わりました。

これから先、二度と失敗しないなんて、おそらく無理だと思います。
仕事でも、勉強でも、また思い通りにならないことがあるはずです。

だから大切なのは、失敗しないことではなく、失敗したあとに何をするか。なのかもしれません。

大学受験に失敗したことで、会計と出会いました。

仕事をクビになったことで、「もっと仕事を覚えたい」と思いました。

そして、その気持ちから始めたココナラで、多くのお客様と出会うことができました。

当時はただの「失敗」だと思っていた出来事も、その後の行動によって、少しずつ意味が変わっていきました。

10.あの時の自分に似た誰かへ

私は以前からココナラのプロフィールに、こんな思いを書いています。

「どこかで悩む、あの時の自分に似た誰かをサポートできる日を楽しみにしている」

仕事で失敗してしまった人。
試験に落ちてしまった人。
周りと違う道を歩いていて、不安を感じている人。
思い描いていた人生とは違う場所にいる人。

私自身がそうだったからこそ、これまでの経験を、いつかそんな誰かの役に立てたいと思っています。

私にとってココナラは、単に副業をするための場所ではありません。
失敗した経験も含めて、自分がこれまで積み重ねてきたものには価値がある。
そう気づかせてくれた場所です。

大学受験に失敗したことも、仕事をクビになったことも、なかったことにはできません。
でも、その先をどう生きるかは自分で変えることができます。

これからも税について学び、実務経験を積み、一件一件のご依頼を大切にしながら、「まっきー簿記」として自分らしい働き方をつくっていきたいと思います。

そして、あの頃の自分と同じように悩んでいる誰かに、
「一度うまくいかなかったからといって、そこで終わりではない」と、
自分自身の経験を通して伝えられる人になれたらと思っています。

ここまで私のストーリーを読んでいただき、ありがとうございました。

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