店舗開業で「売上目標」より先に確認したい数字|1日何人来れば黒字になる?

店舗開業で「売上目標」より先に確認したい数字|1日何人来れば黒字になる?

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ビジネス・マーケティング

店舗開業で「売上目標」より先に確認したい数字|1日何人来れば黒字になる?


店舗を開業するとき、多くの人が最初に考えるのは「月商はいくらを目指すか」ではないでしょうか。

月商100万円、200万円、300万円。

もちろん売上は大切です。

ただ、出店前にそれより先に確認しておきたい数字があります。

それが、

「1日何人のお客様が来れば、この店は黒字になるのか」

という数字です。

 売上が大きくても、利益が残るとは限りません


たとえば月商が200万円あっても、

・家賃
・材料費や仕入れ
・人件費
・水道光熱費
・決済手数料
・広告費
・借入金の返済
・自分の生活費

などを差し引いた結果、ほとんどお金が残らないことがあります。

反対に、売上そのものはそれほど大きくなくても、固定費を抑え、必要な客数をきちんと把握していれば、安定して利益を残せる店もあります。

つまり、出店前に見るべきなのは「売上はいくらか」だけではありません。

その売上を作るために、毎日何人のお客様が必要なのか。

ここまで落として考えることが大切です。

「月商200万円」より「1日何人」の方がイメージしやすい


たとえば、

「この店は月商200万円必要です」

と言われても、実際の営業をイメージしにくいと思います。

一方で、

「黒字にするには1日平均7人必要です」

と言われれば、かなり具体的になります。

営業時間や席数、施術時間などを考えながら、

「7人なら現実的かもしれない」

「この立地で毎日10人は厳しそうだ」

「客単価を少し上げれば必要客数を減らせそうだ」

と判断できるようになります。

このように、損益分岐点を「売上金額」だけでなく、1日あたりの必要客数まで落とし込むことで、出店計画がぐっと現実的になります。

 黒字ラインは業種によって変わります


必要な客数は、当然ながら業種によって違います。

 飲食店の場合


飲食店では、

・客単価
・1日の客数
・営業日数
・原価率
・アルバイト人数と時給
・家賃

などが大きく影響します。

特に、売上が増えるほど原材料費も増えるため、単純に「売上-家賃」だけでは判断できません。

 美容院の場合


美容院では、

・施術客単価
・1日の来店客数
・スタッフ人件費
・薬剤費
・家賃
・店販商品の売上と仕入れ

などを一緒に見る必要があります。

施術売上だけでなく、店販の粗利も含めて考えると収支の見え方が変わることがあります。

 ネイル・エステサロンの場合


ネイル・エステでは、

・施術単価
・1日の施術人数
・材料原価
・家賃
・予約媒体費
・物販売上
・オーナー自身の生活費

などが重要になります。

特に1人で運営する小規模サロンでは、1日に対応できる人数に限界があります。

そのため、

「必要客数が現実的にこなせる人数なのか」

まで確認することが重要です。

 自分の生活費も忘れずに入れる


出店前の収支計算で意外と見落としやすいのが、自分自身のお金です。

売上から店の経費を引いて黒字になっていても、そこから自分の生活費を出せなければ、事業として長く続けるのは難しくなります。

さらに借入金がある場合は、毎月の返済もあります。

そのため、

営業利益が出るか

だけでなく、

返済後に最終的にいくら残るのか

まで確認しておくと、より現実的な判断ができます。

 候補物件が決まったときこそ、一度数字を変えてみる


たとえば気になる物件が見つかったとします。

家賃が15万円の場合。

18万円の場合。

25万円の場合。

それぞれで、

「黒字に必要な客数は何人になるのか」

を比較してみると、物件選びの見方が変わります。

同じように、

・客単価を500円上げたらどうなるか
・スタッフを1人増やしたらどうなるか
・材料費が上がったらどうなるか
・1日の客数が1人減ったらどうなるか

と条件を変えてみることで、出店前にさまざまなケースを確認できます。

一度だけ収支表を作るのではなく、条件を何度も変えて試してみることが大切です。

「黒字かどうか」より「どのくらい余裕があるか」を見る


もう一つ確認しておきたいのが、黒字ラインとの差です。

たとえば、

必要客数:1日6.2人
想定客数:1日8人

であれば、約1.8人分の余裕があります。

一方、

必要客数:1日7.8人
想定客数:1日8人

では、一応黒字でもほとんど余裕がありません。

少し客数が落ちただけで赤字になる可能性があります。

そのため、

黒字か赤字かの二択だけではなく、黒字ラインからどの程度余裕があるか

まで見ておくと、出店判断がしやすくなります。

手間なしラボでは業種別の収支シミュレーターを用意しています


手間なしラボでは、出店前の条件を自分で入力しながら、

・月商
・営業利益
・黒字に必要な客数
・現在の想定客数との差
・借入返済後に残る金額
・初期投資の回収目安

などを確認できるExcelシミュレーターを用意しています。

現在、手間なしラボでは業種に合わせて3種類の出店前収支シミュレーターを用意しています。


■ 飲食店 出店前収支シミュレーター
→ 飲食店の客単価・1日客数・原価率・人件費・家賃などから、黒字に必要な客数や返済後に残る金額を確認できます。


■ 美容院 出店前収支シミュレーター
→ 施術売上だけでなく、店販商品の売上・仕入れ・粗利も含めて収支を確認できます。


■ ネイル・エステサロン 出店前収支シミュレーター
→ 個人・小規模サロンを想定し、施術売上・材料費・物販・家賃・予約媒体費などを含めて確認できます。


気になる業種があれば、それぞれの商品ページで詳しい内容をご確認いただけます。


黄色の入力欄に自分のお店の想定条件を入れると、計算結果が自動で変わる仕組みです。

「この家賃で本当に大丈夫か」

「客単価をいくらにすればいいか」

「1日何人来れば黒字になるのか」

といった条件を、数字を変えながら何度でも確認できます。

出店を決めるための最終判断ではなく、出店前に自分の条件を整理するための一次シミュレーションとして使えるように作っています。

店舗を開く前に、

「いくら売るか」だけでなく、「1日何人来れば成り立つか」

も一度確認してみてください。

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