【投資と心理136】787人の当て推量をまとめると、牛の重さの誤差は1%もなかった。ゴールトンの「みんなの声」と、100年後の数え直し

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マネー・副業
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

投資と心理の話の136回目です。前回は、夏時間の切り替えの週明けに、株が大きく下げていた研究でした。
今回は、たくさんの人の予想をまとめると、どれくらい当たるのかの話です。



統計学者のゴールトンが、1907年に科学誌に書いた短い報告です。
イギリスの家畜の品評会で、1頭の牛の重さを当てる催しがありました。参加者が書いた紙787枚を集めて、並べ直しました。



ちょうど真ん中の予想は1,207ポンド。実際の重さは1,198ポンドでした。
外れたのは9ポンド、全体の重さの0.8%だけです。ゴールトンは、これを「みんなの声」と呼びました。



この話には続きがあります。
2014年に、ウォリスという研究者が、ゴールトンの残した記録を調べ直しました。すると、報告の数字にいくつか書き写しの誤りがあり、実際の重さは1,197ポンドだったことが分かりました。

全員の予想の平均も1,197ポンドで、正しい重さと比べると、平均の誤差はゼロでした。



ただし、参加者には肉屋や農家も多く、牛を見慣れた人たちでした。素人ばかりの当て推量ではありません。
それに、みんなが同じ方向にずれていれば、まとめても外れます。当たったのは、一人ひとりの予想がばらばらにずれていたからです。



私は、相場の見通しを集めるときも、みんなが同じ材料を見て同じ方向を向いていないかを先に見るようにしています。まとめて当たるのは、外し方がばらばらなときだけだからです。

ご自分の判断が、ほかの人と同じ方向に偏っていないかを、過去の取引で測る検証も、ご依頼をお受けしています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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