【投資と心理130】株価が去年の高値を超えると、ストックオプションの行使がほぼ倍になった。5万人を超える社員の記録の研究

【投資と心理130】株価が去年の高値を超えると、ストックオプションの行使がほぼ倍になった。5万人を超える社員の記録の研究

記事
マネー・副業
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

投資と心理の話の130回目です。前回は、社名に「.com」を付けただけで株価が大きく上がった研究でした。
今回は、過去の高値という物差しが、人の判断を動かす話です。



ヒース、ハダート、ラングの3人が、1999年に発表した研究です。
7つの会社で働く5万人を超える社員が、自社の株を決まった値段で買える権利、ストックオプションを、いつ使ったのかを調べました。お金の面で説明できる理由を差し引いたうえで、何が行使のきっかけになっているかを見ています。



いちばん目立ったのは、株価が去年の高値を超えたときでした。そのとき、オプションを使う人の数は、ほぼ倍になっていました。

ほかにも、直前の1か月の株価の上げが大きいほど、使う人が増えていました。逆に、もっと長い期間で上げが大きいと、使う人は減っていました。



去年の高値は、会社の価値とは関係のない数字です。それでも、多くの人がその線を目安にして動いていました。
いったん基準の値を持つと、その線を越えたかどうかで、売り買いの判断が変わる。今の価値より、自分の見ていた線が効いています。



私は、去年の高値や前日の高値を見るときは、その線で相場が本当に止まるか、跳ね返るかを、過去のデータで先に数えています。目安の線が効くかどうかは、測るまで分からないからです。

ご自分が使っている線が、本当に効いているのかを測る過去検証も、ご依頼をお受けしています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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