【投資と心理125】悲しい映画を見たあとは、物を売る値段より買う値段のほうが高くなった。関係のない気分が値段に移る研究

【投資と心理125】悲しい映画を見たあとは、物を売る値段より買う値段のほうが高くなった。関係のない気分が値段に移る研究

記事
マネー・副業
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

投資と心理の話の125回目です。前回は、Googleで急に検索された株が、2週間上がって1年のうちに戻した研究でした。
今回は、取引と関係のない気分が、値段の判断に移ってしまう話です。



ラーナー、スモール、ローウェンスタインの3人が、2004年に発表した実験です。
199人に、悲しい場面、嫌悪を感じる場面、どちらでもない場面のどれかの映像を見てもらいました。そのあと、本物のお金を使って、蛍光ペンのセットを売るならいくらか、もらうかお金にするかならいくらか、を決めてもらいます。



どちらでもない映像を見た人は、売る値段が4.80ドル、選ぶ値段が3.70ドルでした。持っている物は高く感じる、保有効果のいつもの形です。

嫌悪を感じる映像を見た人は、この差が消えました。
悲しい映像を見た人は、差が逆になり、手に入れるための値段のほうが、売る値段より高くなりました。

映像と蛍光ペンには、何の関係もありません。それでも、見たあとの気分が、値段の付け方を変えています。



気分は、そのきっかけと関係のない判断にも持ち越される。この実験は、それを本物のお金で確かめた形です。



取引の前に嫌なことがあった日は、その気分のまま入り方を決めないようにしています。私が売買を決まりにしているのは、こういう持ち越しを減らすためでもあります。

ご自分の決まりが、本当に有利なのかを先に確かめる過去検証も、ご依頼をお受けしています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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