【投資と心理114】2回続けて認めた判事は、次を認めにくくなっていた。審判も融資の担当者も、直前の判断の逆を選びがちだった研究

【投資と心理114】2回続けて認めた判事は、次を認めにくくなっていた。審判も融資の担当者も、直前の判断の逆を選びがちだった研究

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マネー・副業
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

投資と心理の話の114回目です。前回は、3ComとPalmで、同じものに2つの価格が付いたまま直らなかった研究でした。
今回は、続けて同じ判断をすると、次は逆にしたくなる、という心の動きを、仕事の現場で測った研究です。



コインを投げて表が続くと、次は裏が出そうな気がします。本当は、何回続いても次の確率は同じです。ギャンブラーの誤謬と呼ばれる思い込みです。

チェン、モスコウィッツ、シューは、これが大事な判断の場でも起きていないかを、3つの現場で調べました。アメリカの難民の申請を審理する判事、インドの融資の担当者、アメリカの大リーグの審判です。



判事です。申請は順番に割り当てられ、前の申請と次の申請の中身には関係がありません。

それでも、直前の申請を認めた判事は、次の申請を退けやすくなっていました。差は最大で3.3ポイントです。2回続けて認めたあとは、次を認める割合が5.5ポイント下がりました。もともと認められる割合は29%なので、約2割減ったことになります。



融資の担当者は、実験の場です。申請の順番はでたらめに並べられ、正しく判断するほど報酬が増えます。それでも、直前の申請を認めると、次を認めにくくなりました。
報酬が判断の正しさにあまり左右されない組では、差が8ポイントありました。報酬の差を大きくすると、この偏りは弱まりました。



審判です。投球の位置は機械で正確に測られているので、同じ場所に来た球どうしで比べられます。

直前の2球をストライクと判定したあと、審判は次の球をストライクと判定する割合が2.1ポイント下がっていました。ストライクとボールの境目に近い球ほど、差は大きくなりました。
同じ場所に来た球を、それまでの判定の並びだけで、違う判定にしていたのです。



偏りが強く出たのは、同じ判断が続いたあと、前の件と今の件が似ているとき、時間が近いとき、経験の浅い人、でした。

この研究で私が目を留めたのは、どの現場でも、前の件と今の件には何の関係も無いのに、判断がつられていたところです。

勝ちが2回、3回と続いたあとに、見送った取引や、逆向きに入った取引が無いかを、記録から探してみてください。
過去の売買の記録から、連勝や連敗のあとの判断を分けて数える仕事も、ご依頼をお受けしています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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