【投資と心理159】株のファンドが多い一覧を見せられると、株の割合が増えていた。並んだものに均等に分けてしまう研究

【投資と心理159】株のファンドが多い一覧を見せられると、株の割合が増えていた。並んだものに均等に分けてしまう研究

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マネー・副業
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

投資と心理の話の159回目です。前回は、売る日に選ばれやすい株の研究でした。
今回は、選べる一覧の並び方で、持つものの割合が変わってしまう研究です。



ベナルチとセイラーの2人が、2001年に発表した研究です。
アメリカの確定拠出年金で、加入者が自分で選ぶ投資の割合を調べました。

並んでいる選択肢がn個なら、それぞれに1/nずつ分ける。2人は、こうした分け方をする人が多いのではないか、と考えました。



大学の教職員が入る年金の TIAA-CREF では、加入者のおよそ半分が、株と債券に半分ずつ分けていました。

170の年金を並べると、もっとはっきりします。
選べるファンドのうち株のファンドが37%の年金では、加入者の株の割合は平均48.64%でした。
株のファンドが65%の年金では59.82%、81%の年金では64.07%です。

並んでいる一覧に株が多いほど、加入者の株の割合も高くなっていました。
リスクの好みで決めているなら、一覧の中身でここまでは動かないはずです。2人の計算では、合理的に決める人なら、株のファンドの割合が33%から87%に増えても、株の割合は50%から53%にしか増えません。

ある会社の4年半の記録でも、株のファンドを足すと株の割合が増え、債券のファンドを1つ外すと、また株の割合が増えていました。



一覧の作り方が、そのまま持つものの割合になる。自分で選んでいるつもりでも、並べた側に決められている部分がある、ということです。



FX でも、通貨ペアや EA が並んでいると、全部に少しずつ分けたくなります。
私は、EA の量を、1本ずつの検証で出た最大の落ち込みから決めるようにしています。並んでいる数で割ると、落ち込みの大きいものも小さいものも同じ量になってしまうからです。

ご自分の EA や手法の最大の落ち込みを測る過去検証も、ご依頼をお受けしています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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