【投資と心理104】少ない銘柄に集中していた人の買いは、分散していた人の買いより、1年で約1%良かった。ただし、ぶれも大きかった研究

【投資と心理104】少ない銘柄に集中していた人の買いは、分散していた人の買いより、1年で約1%良かった。ただし、ぶれも大きかった研究

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マネー・副業
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

投資と心理の話の104回目です。前回は、個人のお金が流れ込んだ株が、その後に負けていた研究でした。
今回は、少ない銘柄に絞って持つ人と、たくさんに分けて持つ人で、売り買いの成績がどう違ったかを調べた研究です。



イリノイ大学のイフコビッチとワイスベナー、ミシガン大学のシアルムが使ったのは、アメリカの手数料の安い証券会社の記録です。1991年から1996年まで、約7万8千世帯の売り買いが入っています。

以前この連載で、似た動きの株ばかりを持って、分散したつもりになっていた研究を紹介しました。今回は、その逆の、はじめから少ない銘柄に絞っている人たちの話です。



まず全体です。

個人が買った株は、売った株より、その後の1年の成績が悪い。これは、これまでの研究と同じでした。

ところが、持ち株がほぼ1つか2つの銘柄に偏っている世帯だけで見ると、逆になりました。
口座の大きさが10万ドル以上の世帯では、分散している人の買いは、売った株より年1.8%下でした。集中している人の買いは、売った株より年3.0%上でした。



買った株の、その後1年の成績を、集中している人と分散している人で比べると、全体で約1%、集中している人が上でした。
口座が2万5千ドル以上では約3%、10万ドル以上では約4%に差が広がります。2万5千ドル未満の小さな口座では、差は出ていませんでした。

差が大きかったのは、地元の会社の株や、大きな株価指数に入っていない株でした。記事やアナリストの目が届きにくい株です。著者は、よく知っている株に絞った人が、知っている分を生かしたのではないか、と見ています。



ただし、集中している人の持ち株は、全体のぶれが大きく、ぶれの割の成績では、分散している人を下回っていました。

この研究で私が目を留めたのは、絞ること自体が良いわけでなく、絞った先をよく知っているかどうかで、結果が分かれていたところです。

自分の取引を、よく見ている通貨ペアと、たまにしか見ない通貨ペアに分けて、成績を並べてみてください。
過去の売買の記録から、銘柄ごとに成績を数える仕事も、ご依頼をお受けしています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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