【投資と心理103】個人のお金がたくさん流れ込んだ株は、その後、流れ込まなかった株に年4〜10%負けていた。投資信託の乗り換えを24年分たどった研究

【投資と心理103】個人のお金がたくさん流れ込んだ株は、その後、流れ込まなかった株に年4〜10%負けていた。投資信託の乗り換えを24年分たどった研究

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マネー・副業
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

投資と心理の話の103回目です。前回は、利益を早く確定する癖が、知らせへの値の反応を遅らせていた研究でした。
今回は、個人がどの投資信託にお金を移したかを見ると、その先の株の成績が分かった、という研究です。



シカゴ大学のフラッツィーニと、イェール大学のラモントの研究です。

分かりやすい例が1999年です。この年、個人のお金は、ハイテク株を多く持つ運用会社の投資信託に370億ドル流れ込みました。運用している額が3倍あった別の大手には、160億ドルでした。
ところが2001年になると、個人は前者から約120億ドルを引き出し、後者に310億ドルを入れました。1999年のあと、ハイテク株は大きく下げていました。

上がっている所へ乗り換え、下げたあとに逃げる。この乗り換えが、個人の資産を減らしていました。



これを、1980年から2003年までの株全体で確かめています。

株ごとに、投資信託が持っている割合のうち、お金の流れ込みが偏ったせいで増えた分を数えました。
たとえば1999年12月、ある大手の通信機器の会社の株は、投資信託が18%を持っていて、そのうち3%が、流れ込みの偏りで増えた分でした。



この、流れ込みで増えた分が多い株と少ない株を比べました。

過去6か月から5年の流れ込みで見ると、流れ込みの多い株は、少ない株より、その後、月に0.36%から0.85%、年にすると約4%から10%、成績が下でした。

短い期間、3か月ほどで見ると、流れ込んだ先の成績が良く見えることもありました。ただ、それより長く見ると、どの期間でも逆になっていました。



この研究で私が目を留めたのは、1人1人の乗り換えは小さくても、まとまると株価を押し上げ、そのあとの成績を下げていたところです。

自分の取引で、話題になってから乗った回と、そうでない回を分けて、そのあとの成績を並べてみてください。
過去の売買の記録から、入った理由ごとに成績を数える仕事も、ご依頼をお受けしています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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