【投資と心理102】持っている人の多くが儲かっている株は、良い知らせがゆっくり値に出た。利益を早く確定する癖が、値動きを遅らせていた研究

【投資と心理102】持っている人の多くが儲かっている株は、良い知らせがゆっくり値に出た。利益を早く確定する癖が、値動きを遅らせていた研究

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マネー・副業
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

投資と心理の話の102回目です。前回は、自分は分かっていると感じる人ほど、売り買いが多かった研究でした。
今回は、利益は早く確定し、損は持ち続ける、という癖が、株価の動き方そのものを変えていた研究です。



イェール大学で博士論文として書かれた、フラッツィーニの研究です。

まず、株ごとに、持っている人たちが平均でいくらで買ったかを推し量りました。使ったのは、1980年から2002年までの投資信託の保有の記録です。
これで、その株の持ち主が、いま全体として含み益なのか、含み損なのかが分かります。



考え方はこうです。

含み益の人が多い株に良い知らせが出ると、利益を確定したい人が売ります。売りが出るので、値はすぐには上がりきらず、時間をかけて上がっていきます。
含み損の人が多い株に悪い知らせが出ると、損を確定したくない人は売りません。売りが出にくいので、値はすぐには下がりきらず、時間をかけて下がっていきます。



決算の知らせで確かめました。

決算が良かった株を買い、悪かった株を売る形を3か月続けると、市場全体などの動きを差し引いた成績は、月に1.242%でした。決算のあとに値が同じ向きに流れ続ける、よく知られた動きです。

これを、持ち主の含み益と含み損で分けました。
含み益の多い株の良い知らせを買い、含み損の多い株の悪い知らせを売ると、月に2.433%。ふつうの形の2倍ほどになりました。

逆の組み合わせ、含み損の多い株の良い知らせと、含み益の多い株の悪い知らせでは、あとからの流れはほとんど出ませんでした。この場合、値はすぐに動ききっていました。



この研究で私が目を留めたのは、1人1人の売り買いの癖が、知らせへの値の反応の速さにまで出ていたところです。

FXでも、大きく上げたあとの良い知らせと、大きく下げたあとの悪い知らせで、そのあとの値の流れ方を分けて見てみてください。
知らせのあとの値の流れを、過去のデータで分けて測る過去検証も、ご依頼をお受けしています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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