【開発の裏側106】角度が45度以上、という注文は、画面の見た目では決められなかった。移動平均線の傾きを見るインジケーターで決めた3つ

【開発の裏側106】角度が45度以上、という注文は、画面の見た目では決められなかった。移動平均線の傾きを見るインジケーターで決めた3つ

記事
IT・テクノロジー
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

開発の裏側の106回目です。前回は、意識ラインを帯で出すインジケーターを一から作ったときの話でした。
今回は、ご依頼で作った、移動平均線の傾きを見るインジケーターの話です。



ご依頼の中身は、3本の移動平均線がきれいに並び、しかも3本とも45度以上で傾いている間だけ、印を出し続けてほしい、というものでした。自作のEAの入り口に使う、とのことでした。



1つ目は、45度をどう決めるかです。

チャートの見た目の角度は、縦横の縮尺や、窓の大きさで変わります。同じ相場が、30度にも60度にも見えます。
それに、EAからインジケーターを呼ぶときは、画面がありません。見た目の角度では、EAの側で同じ判定ができません。

そこで、1本あたりにどれだけ動いたら45度とみなすか、を値幅で決めました。既定は、その時の平均的な値幅の0.07倍です。この数字を変えれば、手元の画面で45度と感じる傾きに合わせられます。



2つ目は、印が細かく出たり消えたりする件です。

金の1分足で見ると、上昇の途中で、終わりの印が細かく出ていました。傾きが45度の前後を行き来するたびに、始まりと終わりをくり返していたためです。

直した版では、始まりと続きで、線を分けました。始まるには45度が要り、一度始まったら、30度を割るまで続きます。



3つ目は、EAから呼ばれたときの描き方です。

このインジケーターは、チャートに矢印を描きます。ところが、EAの中から呼ばれたときにも矢印を描くと、EAが終わるときに、チャートに出ている矢印まで一緒に消してしまうおそれがあります。

そこで、EAから呼ばれたときは矢印を描かず、数字だけを計算して渡すようにしました。EAが読むのは数字の側なので、判定は変わりません。



テスターで、約8年分の4時間足を流して、矢印と中の数字が食い違う足が0本であること、最初から計算し直した値とも食い違いが0本であることを確かめました。

傾きを条件にするインジケーターを作るときは、画面の角度でなく値幅で決める、始まりと続きで線を分ける、の2つを先に決めておくと、あとで迷いません。

傾きや並びを条件にしたインジケーターの制作も、ご依頼をお受けしています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す