【開発の裏側73】同じダウ理論のインジケーターでも、MT4とMT5では描き方が4か所違う。ローソク足の色は、MT4ではヒストグラム12本で塗っています

【開発の裏側73】同じダウ理論のインジケーターでも、MT4とMT5では描き方が4か所違う。ローソク足の色は、MT4ではヒストグラム12本で塗っています

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IT・テクノロジー
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

開発の裏側の73回目です。前回は、ダウ理論のインジケーターで、使われていない設定やボタンを減らした話でした。
今回は、同じインジケーターのMT4版を作ったとき、MT5版と描き方を変えた4か所の話です。



このインジケーターは、MT5版を主に作り、計算の中身は両方の版で同じファイルを読んでいます。
それでも、MTが用意している描き方の部品が違うので、変えざるを得ないところがありました。



1つ目は、ローソク足の色です。

トレンドの向きに合わせて、ローソク足そのものに色を付ける機能があります。
MT5には、ローソク足を色付きで描く専用の形があり、5本の値の並びで描けます。

MT4には、それがありません。
そこで、ヒゲと実体をそれぞれヒストグラム(棒)として描き、色ごとに4本ずつ、3色で12本の並びを使って、ローソク足に見えるよう塗っています。

ただし、MT4の実体の太さは、チャートを拡大しても縮小しても変わりません。太さ3で固定しています。MT5のように、縮尺に合わせて太さが変わるわけではありません。



2つ目は、線を右や左へ伸ばさない設定です。

水平線やトレンドラインを、決めた範囲だけで止めたいことがあります。
MT5では、右へ伸ばすか、左へ伸ばすかを別々に決めます。MT4では、伸ばすかどうかの1つだけです。
同じ見た目にするために、版ごとに違う設定の名前を使っています。



3つ目は、業者の時刻と世界標準時の差です。

画面に出す時刻を、日本時間などに直すために、この差を知る必要があります。
MT5には、業者のいまの時刻を返す命令があります。

MT4には、それがありません。
そこで、値動きがあったときの時刻から差を測り、覚えておく形にしました。週末のように値動きがない時間でも、覚えた差を使えます。



4つ目は、画面の拡大表示です。

Windowsで文字を125%や150%に拡大していると、MT5では、パネルの文字だけが大きくなり、枠からはみ出すことがあります(開発の裏側の2回目の話です)。
MT5版では、画面の拡大の割合を読んで、パネルの寸法に掛けています。
MT4は、Windowsが窓ごと拡大するので、この掛け算は1のままにしています。



MT4とMT5は、同じMQLという言葉で書きますが、用意されている部品が少しずつ違います。

両方の版を出すときは、計算はできるだけ同じファイルにまとめ、描き方の違うところだけを、版ごとに書き分けるようにしてみてください。違いを書き出しておくと、片方だけ直し忘れることが減ります。

高値と安値を、ダウ理論の言葉と色で読めるインジケーターです。MT4版とMT5版があります。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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