【投資と心理96】損をしている株を1度も売らなかった人が、2割以上いた。5万人の売買を1人ずつ数えると、癖の強さは人によって大きく違っていました

【投資と心理96】損をしている株を1度も売らなかった人が、2割以上いた。5万人の売買を1人ずつ数えると、癖の強さは人によって大きく違っていました

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マネー・副業
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

投資と心理の話の96回目です。前回は、損が3割を超えた株ほど、手放されにくくなっていた研究でした。
今回は、同じ癖を、1人ずつ数えた研究です。



調べたのは、ダーとジューです。2002年の論文の草稿で、のちに学術誌に載っています。

材料は、アメリカの手数料の安い証券会社の、5万人を超える個人の売買の記録です。1991年から1996年までです。
見たのは、得をしている株を売る割合と、損をしている株を売る割合です。売る機会があったときに、実際に売った割合を、1人ずつ出しました。



結果はこうでした。

平均すると、得をしている株は38%、損をしている株は19%の割合で売られていました。得のほうが2倍、売られやすかったことになります。

1人ずつ見ると、ばらつきが大きくありました。
損をしている株を、この期間に1度も売らなかった人が21.5%いました。得をしている株を1度も売らなかった人は4.7%です。
一方で、およそ2割の人は、この癖がまったく無いか、逆の向きでした。



では、どんな人で癖が小さかったのか。

資産の多い人、専門職の人、年齢が上の人、そして、売買の回数が多い人です。
売買を重ねると、癖が小さくなる。経験から少しずつ直っていく、と論文は見ています。



取引に置き換えるなら、自分の癖の強さを知ることだと思います。

記録から、含み益のときに決済した回数と、含み損のときに決済した回数を、決済できる場面の数で割ってみてください。
2つの割合を並べると、自分の癖の強さが数字で見えます。月ごとに並べれば、直ってきているかも見えます。

なお、これはアメリカの株の研究で、FXで確かめた研究ではありません。

決済の癖を記録から数える過去検証も、ご依頼をお受けしています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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