【投資と心理95】損が3割を超えた株は、もっと手放されにくくなっていた。フィンランドの全投資家の売買を2年見た研究

【投資と心理95】損が3割を超えた株は、もっと手放されにくくなっていた。フィンランドの全投資家の売買を2年見た研究

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マネー・副業
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

投資と心理の話の95回目です。前回は、サッカーの代表が負けた翌日に、その国の株が下がった研究でした。
今回は、人が何をきっかけに売り、何をきっかけに持ち続けるのかを、国中の投資家で数えた研究です。



調べたのは、グリンブラットとケロハルユです。2001年の論文です。

材料は、フィンランドの株の公式の記録です。1994年12月27日から1997年1月10日まで、個人も会社も含めて、ほぼすべての投資家の毎日の持ち株と売買が残っています。
同じ株を、売るか持ち続けるか。その分かれ目に何が効いているかを、まとめて見ました。



結果はこうでした。

売るかどうかを大きく左右していたのは、2つでした。損を出したくない気持ちと、税金です。

得をしている株は売られやすく、損をしている株は持ち続けられやすくなっていました。
しかも、損が3割を超えると、持ち続ける傾向がもう一段強くなっていました。どの種類の投資家でも、同じでした。



税金のほうは、12月に出ていました。

フィンランドの税金の年は12月で区切られます。12月になると、損をしている株を売って損を確定させる動きが増えていました。
年の終わりに売って損を確定し、すぐに買い戻す人も多かったと書かれています。



もう1つ、投資家の種類で違いがありました。

最近上がった株を売り、下がった株を買う。この逆張りの売買は、国内の個人に強く出ていました。
一方で、外国の投資家は、上がった株を買い増す順張りでした。



取引に置き換えるなら、含み損の大きさだと思います。

記録から、含み損が小さいうちに切った取引と、大きくなってから切った取引の、持っていた日数を並べてみてください。損が大きくなるほど切れなくなっていないかが、数字で見えます。

なお、これはフィンランドの株の研究で、FXで確かめた研究ではありません。

含み損の大きさごとに保有日数を数える過去検証も、ご依頼をお受けしています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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