【検証ノート106】固定ロットの成績では見えなかった、12.9年の水面下。金が12.7倍に上がった相場で、過去の下り坂が隠れていた話

【検証ノート106】固定ロットの成績では見えなかった、12.9年の水面下。金が12.7倍に上がった相場で、過去の下り坂が隠れていた話

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マネー・副業
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

検証ノートの106回目です。前回は、測り方の穴を2つ続けて見つけた話でした。
今回は、成績の数え方ひとつで、同じ取引がまったく違って見えた話です。



金の上昇に乗る、買いだけのEAを、22.6年分の1分足で測っていました。ロットは0.1で固定です。

成績は悪くありませんでした。でも、ここに落とし穴がありました。

金の価格は、2003年の341ドルから、2025年には4,319ドルになっています。12.7倍です。
同じ0.1ロットでも、価格が高い時代ほど値動きの幅が大きくなり、1回の取引の損益の金額も大きく出ます。
固定ロットの損益を積み上げたグラフは、後の年の大きな利益に引っぱられて、前の年の下り坂が目立たなくなっていました。



そこで、数え方を変えました。

1回ごとの損益を、そのとき置いた損切りの幅で割ります。損切りまで行ったら1回分の負け、という単位です。この単位で積み上げると、ロットの大きさにも、価格の高さにも左右されません。



この数え方で見ると、景色が変わりました。

累積の山のいちばん高いところは、2011年9月5日でした。金が当時の最高値を付けた日の前日です。
そこから、前の山を超えるまで、12.9年かかっていました。2024年7月までずっと、前の高値を下回っていたことになります。

条件を変えた案を6つ試しても、どれも同じ2011年9月5日に山を付けていました。いちばん短い案でも、前の山に戻るまで7.8年です。
この土台は、金の上昇そのものに強く結びついていました。



固定ロットの最大の落ち込みは、資金の何%という数字で見えます。でも、ここで本当に問題だったのは、深さより長さでした。10年以上、前の高値に戻らない期間があることです。

長い期間で過去検証をするときは、損益を損切りの幅で割った単位でも積み上げて、前の山に戻るまでの長さを見てみてください。価格が大きく動いた銘柄ほど、固定ロットの成績とは違う姿が出ます。

成績の数え方を変えて並べる過去検証も、ご依頼をお受けしています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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